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豆知識

不用品回収

VHSビデオテープの捨て方|遺品整理のプロが教える個人情報保護

実家に大量に残されたビデオテープの山の捨て方が分からない方からご相談をいただくことがよくあります。60代以上のご家庭ではホームビデオに子供の記録を残すことがトレンドでした。

「そのまま捨てるのは、個人情報が心配」
「そもそも何ゴミになるのかわからない」
という方の疑問や不安を解消する内容の記事です。

記事を読み終えると1本でも段ボール10箱以上でもビデオテープをすっきりと手放すことができるようになります。


【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

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ガスボンベ,捨て方

ビデオテープを可燃ごみや不燃ごみで捨てる

ビデオテープ,捨て方

可燃ごみや不燃ごみで捨てるように決められている自治体が最も多く、費用も安くて手軽に捨てられる方法です。地域によって分別や下処理が必要になることもあります。

分別に注意

ビデオテープの捨て方は、自治体によって分別方法が異なります。

多くの自治体では可燃ゴミ扱いとなりますが、一部の自治体ではビデオテープを分解してから本体を不燃ゴミ、磁気テープ可燃ゴミとして分別してから出すよう定められています。

重要な注意点として、ビデオテープを丸ごと不燃ゴミに出すことはできません。磁気テープ部分がゴミ処理場の装置に絡まって処理施設の不具合を引き起したり、再資源化された鉄などに絡み付いてゴミ処理の効率を下げたりする可能性があるためです。

自治体から発行されているごみの出し方ガイドブックやホームページを参考にして分別します。

分解・分別手順

ビデオテープを分解する際には、ドライバーが必要です。

ビデオテープ本体のネジをドライバーですべて外してケースを解体したら、テープリールの透明なふたを取り外します。リール中央付近にあいている小さな穴に、クリップの先などの細いものを差し込むとピンが外れるので、テープリールから磁気テープを取り出しましょう。

なお、鳥取県米子市や神奈川県平塚市などでは、ビデオテープを捨てる前に分解して本体を不燃ゴミ、磁気テープを可燃ゴミとして排出するよう定められています。

可燃ごみや不燃ごみでの処分費用

自治体の一般ゴミとしてビデオテープを捨てる場合は、処分費用はかかりません。そのため、必要なのはゴミ袋代として数十円程度です。ただし、札幌市のように家庭ゴミを有料化している自治体に住んでいる場合には、1リットルあたり2円のように既定の処分費用が必要となります。

ビデオテープを持ち込み処分

ビデオテープ,捨て方

ビデオテープは自治体のゴミ処理場に持ち込んで処分することもできます。
大量のビデオテープがある場合や、ビデオテープの分解の手間を省きたい場合などには持ち込み処分を検討するのも一つです。

持ち込み処分の手順

持ち込み処分の受付時間は粗大ゴミ処理場ごとに異なっていますが、受付時間内であれば自分の都合に合わせて自由な日時に持ち込むことができます。なお、横浜市のように持ち込み前に粗大ゴミ受付センターへの申し込みを要する自治体もあるので、自治体ホームページなどで事前に確認すると安心です。

持ち込み当日にはビデオテープを引き渡し、従量課金制の場合は合計重量に応じて処分費用を支払います。ゴミ処理場によっては品目ごとに料金設定がなされている場合もあり、その際には費用分のゴミ処理券の事前購入が必要です。ゴミ処理券を購入することで、既定の費用を納付したとみなされます。

なお、持ち込み処分の際には本人確認書類を持参しましょう。該当エリア内で発生した家庭ゴミのみを受け入れ対象としているため、受付のときに本人確認書類の提示が必要です。

持ち込み処分は費用が安い

ビデオテープを持ち込み処分した時の費用は段ボール1箱当たり100円~500円程度です。重さに応じて費用が決まる処分場では10kgあたりの処分料金は約100円となっています。

不燃ごみや可燃ごみで処分するときと比べても変わらない安さですが、持ち込むための時間と手間はかかります。すぐに処分したいときや遺品整理や引っ越しでビデオテープ以外の不用品も処分したいときにおすすめです。

不用品回収業者で引き取り

ビデオテープ,捨て方

大量のビデオテープがある場合や引越しや遺品整理で処分したい不用品が複数ある場合などには、不用品回収業者を利用するのが便利です。自治体での処分に比べて費用はかかりますが、電話一本で好きな日程に依頼できるのでとても簡単に処分できます。

ビデオテープの費用

不用品回収業者でビデオテープを処分する際の費用相場は、ビデオテープをみかん箱いっぱいに詰め込んだ場合で500円~1000円です。加えて、基本料金として3000円程度かかります。

良質な不用品回収業者を選ぶためには、高額請求や不当に安すぎる料金を提示している業者を避けることが欠かせません。処分費用の相場をしっかり把握しておくと、見積もり時に提示された金額が適正か否かを判断できます。

不用品回収業者での流れ

ビデオテープ,捨て方

ビデオテープを不用品回収業者に処分してもらう場合は、「問い合わせ」「費用の見積もりと予約」「回収作業と支払い」の3つのステップで行います。

1.問い合わせ
まずは住所地を対象エリアとしている不用品回収業者を選んで、電話やメールで問い合わせます。次に、業者スタッフから折り返し連絡が入るので、回収したいものの種類や個数、サイズ、引き取り希望日などの質問に答えていきましょう。

2.見積もりと予約
回答すると、見積もり金額が提示されます。不用品の全体量が不明な場合や大量に処分する場合には、より正確な見積もりを出すために訪問見積もりが必要となるケースもあります。

見積もり金額やサービス内容が問題なければ契約して、予約日を決めます。

3.回収作業と支払い
予約日当日には、自分は立ち会うだけでよいので手間がかかりません。業者スタッフが不用品を運び出してトラックに乗せたあとは、運び忘れや作業中に部屋に傷がつかなかったかなどを確認して、料金を支払えば完了です。

悪徳業者に注意

ごく一部ではあるものの高額請求などをしてくる悪質業者が混在しているので注意が必要です。

不用品回収業者を選ぶときは、古物商許可や一般廃棄物収集運搬許可を取得している業者を選ぶとリスク回避になります。自社で一般廃棄物収集運搬許可を取得していない場合でも、提携業者が取得していれば問題ありません。電話対応したスタッフのマナーがよく、費用が相場価格の業者は安全性が高いです。

リライフでは一定の基準を満たした業者だけを厳選しています。

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ガスボンベ,捨て方

ビデオテープを売って捨てる

ビデオテープ,捨て方

不用になったビデオテープは、リサイクルショップやフリーマーケットで売却することも可能です。未使用の録画用VHSビデオテープや、アイドルのミュージックライブ、時代劇のVHSビデオテープなどは売却対象となります。テープにカビが生えていたり、切れていたりするものは買値が付きません。

リサイクルショップ

リサイクルショップでは、ビデオテープの買い取りを行っている場合があります。主な買取対象は、DVD化されていない廃版VHSビデオテープなどです。一般的な洋画や邦画で、DVDやBlue-rayなどの販売がある場合にはほとんど買値が付きません。

録画用VHSビデオテープや8ミリビデオテープも、未開封であれば買取対象となることがあります。

ただし、ビデオテープはDVDの普及とともに廃れてしまった商品であるため、現在はあまり需要がありません。ビデオテープの規格にはVHSやベータマックス(ベータ版)などがあるものの、VHSだけを買取対象にしているリサイクルショップも見られます。国内で最終的に普及していた規格がVHSであるため、VHS以外は需要がさらに低いのです。

VHSビデオテープであっても日本国内で再生できない映像方式の場合には買い取りを拒否される可能性があります。

フリマアプリやオークション

メルカリやヤフオクなどのサイトで、ビデオテープの個人間の売買が可能です。たとえば、メルカリでは未使用のビデオテープが、5本パック1400円程度で出品されています。

ただし、出品されていても売れ残っているビデオテープが多いのが実状です。VHS方式の家庭用ビデオデッキは2016年に生産終了しており、ビデオテープの需要が高くないためです。出品する際には、売れ残ってしまう可能性も考慮する必要があります。

「出品から1週間以上たっても売れなかったら潔く処分する」など期日を設けるとスムーズに捨てられるようになります。

支援団体に寄付する

ビデオテープ,捨て方

不用になったビデオテープは、東南アジアなどの発展途上国や国内寄付施設への寄付が可能です。ビデオテープの寄付を受け入れているNGO団体などを選んで、所定の手続きで寄付します。

2022年7月2日現在、NPO法人グッドライフの提供する「セカンドライフ」ではビデオテープの寄付が可能です。一方で、ビデオテープの寄付を受け入れていない団体も多いので注意が必要です。

たとえば、「いいことシップ」や「みんなのきふ」ではビデオテープは不可と明記されています。ビデオテープの寄付を検討する際は、必ず寄付先の団体で受け付けてくれるか否かを確認しましょう。

寄付の手順

寄付の手順は団体ごとに異なるものの、基本的には「申込」、「梱包」、「発送」の3ステップです。申込をして集荷伝票を送ってもらい、ダンボール箱に寄付したいビデオテープなどの物品を詰めたら郵便局や宅配業者に集荷依頼をかけて発送します。

梱包サイズは3辺合計サイズ160cm未満、総重量25kg未満など、団体ごとに規定されているのでホームページで確認しましょう。通常、梱包サイズに応じた寄付金が必要となります。納めた寄付金は、寄付物品の海外輸送費や現地での支援活動を行うための資金として活用されます。

寄付されたビデオテープのその後

寄付されたビデオテープの活用法は、一般的な不用品の寄付と同様にリユースまたはリサイクルです。リユースの場合には、ビデオテープを活用する施設などに送られて役立てられることとなります。あるいは、売却されて販売益が寄付金として活用される可能性もあります。リサイクルの場合には、分解して金属やプラスチックなどの資源に分別し、それぞれ再資源化されます。

2つビデオ内部のデータを削除

ビデオテープ,捨て方

録画したビデオテープには個人情報につながるデータが保存されている場合があるので、処分前にデータを消去することをおすすめします。とくにホームビデオには家族の顔やイベントなどが残されているため、処分前のデータ消去が重要となります。

1.テープを引き出す

ビデオテープを分解して磁気テープを取り出し、磁気テープを引き出して切断すればデータを閲覧不能にできます。ただ引き出してぐしゃぐしゃにしたり、一部を切断したりするだけでは修復できてしまうので注意しましょう。できるだけ細かくカットすると安心です。なお、切断後の磁気テープは可燃ゴミ扱いとする自治体が多いです。

2.磁気の力を使う

強力な磁石を磁気テープに近づけると、ビデオテープの映像にノイズが入って再生困難になります。ビデオテープの映像は、テープに塗られた「磁性体(じせいたい)」に電気信号を記録することで保存されています。磁性体は微小な磁石のようなものであるため、強力な磁石を近づけると記録された情報を壊すことができるのです。

ただし、普通の磁石では効果が低く、磁石の中でもとくに協力といわれるネオジム磁石を使う必要があります。ネオジム磁石は、携帯電話などの電子機器のデータも破壊する恐れがあるため取り扱いには注意しましょう。

Amazonやホームセンターなどで1000円台からの費用でネオジム磁石を入手することができますが、自分では完全なデータ消去をできない場合もあります。ビデオテープのデータを確実に見られなくするには、データ消去専門の業者に委託するか、細かく裁断する方法が安心です。

ビデオテープの保存形式を変える

ビデオテープ,捨て方

ビデオテープを処分する前に、思い出の詰まった映像の保存形式を変えてダビングしたいと考える人も多いです。ダビングは、自分で行うか業者委託するかの2通りの方法で行います。まずは、自分でダビングする方法を解説します。

パソコンに保存

ビデオテープの情報をパソコンに保存するには、ビデオデッキとビデオキャプチャー、保存先のパソコンが必要です。ビデオキャプチャーとはビデオデッキなどの映像をデジタルデータに変換してパソコンに保存する機器のことで、Amazonなどで2000円台から販売されています。ビデオキャプチャーに付属しているソフトをパソコンにインストールし、パソコンとビデオキャプチャー、ビデオデッキを接続したらソフトの指示通りにダビングを行います。

記録媒体に保存

ビデオテープのデータは、パソコンを介してSDカードやUSBメモリなどの記録媒体に保存することも可能です。映像データをいったんパソコンに保存してから、パソコンに記録媒体を接続してコピーすれば保存できます。

SDカードやUSBメモリを選ぶ場合は、容量と転送速度を確認しましょう。フルハイビジョンの動画を約2時間分保存するには最低でも16GBの容量が必要となるため、SDカードもUSBメモリも16GB以上の容量でなければなりません。

転送速度が遅いといつまでもコピーが完了しないので、転送速度の速い記録媒体を選びましょう。大容量のデータ転送に適するUSB3.0や、CLASS10以上SDカードが動画の保存に向いています。容量が大きく転送速度が速いほど値段が高くなりますが、USBメモリのほうがSDカードよりも安価な傾向が見られます。

なお、記録媒体を通電せずに長期間放置しているとデータが消える危険があります。バックアップを取ったり、年1回などの頻度で通電してデータをチェックしたりすると安心です。

DVDに保存

ビデオデッキ付きDVDプレイヤーを使えば、再生と録画を同時に行えるので簡単にDVDへダビングできます。再生用デッキにビデオテープを入れて、録画用デッキに録画用の空のDVD-RやBR-Rを入れたら本体の指示通りに再生ボタンと録画ボタンを押します。ただし、ビデオデッキ付きDVDプレイヤーは現在あまり販売されておらず、高価なのがデメリットです。たとえば新品のTOSHIBA VTR一体型DVDレコーダーは、60000~100000円程度という高い価格帯で市販されています。

再生用ビデオデッキが現存しており、通常のDVDプレイヤーも持っているのであれば、「映像・音声ケーブル」をビデオデッキと録画用DVDデッキに接続すればダビング可能です。ビデオデッキでビデオテープの映像を再生しながらDVDに録画するのですが、ケーブル接続や操作方法が分からなければ業者にダビングを依頼するほうが簡単です。

ダビング業者に依頼する

ビデオテープ,捨て方

自分でダビングするのが困難なときや、大量のビデオテープをダビングしたいときは、保存業者に依頼するのがおすすめです。カメラのキタムラの「DVDダビング」や、ヤマダ電機の「なんでもダビング」など、専門業者のビデオテープのダビングサービスを利用できます。

VHS方式のビデオテープだけでなく8ミリビデオやカセットテープ、MDカードなどもダビング可能な業者もあるので、自分のニーズに合わせて検討することと良いでしょう。

ダビングにかかる費用

カメラのキタムラでは1本2200円(税込)の費用で依頼でき、納期は16日程度です。カビ取り、テープ切れなどのテープ修復サービス込みの料金となっています。

ヤマダ電機の場合は基本料金1100円(税込)に加えてダビング料金が1078円(税込)~1650円(税込)となっており、本数が10本以上だと1本あたりの単価が下がるので大量発注におすすめです。納期は30~60日前後であり、カビやテープの切れなどの劣化が見られるビデオテープはオプションサービスでの修復が可能となります。オプション費用は劣化内容により異なりますが、1000円程度から利用できます。

依頼の手順

ヤマダ電機の「なんでもダビング」の場合は店頭で注文受付を行います。
店頭でビデオテープの状態チェックを行い、劣化状態などに応じてオプションを付けることが可能です。その後ダビング工場に出荷され、ダビング完了後には店頭で商品受け渡しとなります。

カメラのキタムラの場合は、店頭またはネットで注文しクレジットカードで費用を支払います。ダビング処理完了後の商品は、宅配受け取りです。

ビデオテープの捨て方まとめ

ビデオテープ,捨て方

・ビデオテープを可燃ごみや不燃ごみで捨てるとごみ袋代だけで処分できる
・分解と分別が必要な自治体もある

・ビデオテープを持ち込み処分するとビデオデッキなど粗大ゴミも一緒に捨てられる
・受付時間内であれば自分の都合の良いタイミングで持ち込みができる
・一部自治体では不燃ごみの持ち込み受付を行っていない

・不用品回収業者では対象のビデオテープも引き取っている
・電話一本で運び出しから分別、処分まで完結する

・ビデオテープを売って捨てる
・リサイクルショップやフリマアプリを通して売れるが、DVD化されている場合には買取価格が付きにくい

・支援団体に寄付して処分する方法もある
・発送費用は自分で負担しなければならない

・ビデオ内部のデータを削除するには、
1.テープを引き出して切り刻む
2.磁器の力を利用する
という2つの方法がある

・ビデオテープの内容は「パソコン」「USBやSDカード」「DVD」に保存形式を変えることができる

・ダビング業者に依頼する方法もあり、費用は1本あたり2000円程度

【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

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