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リノベーションで台風被害を最小限に!対策方法をピックアップ

台風は毎年、日本列島を縦断・横断します。過去には、死者や行方不明者を出した災害級のものも到来しており、必ず対策が必要になるでしょう。台風でよく被害に遭いがちなのが家屋です。そのため、リノベーションをして台風被害を最小化しようと思われている方もいるのではないでしょうか。

今回は、台風被害についてと台風の被害に遭わないためのリノベーション例をご紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてください。

台風の被害

四季の中でも特に台風が発生するのが夏と秋です。この時期になると、海水が温められます。それが水蒸気となり、台風ができます。

猛烈な勢力を維持しながら日本列島に直撃するとさまざまな被害が発生します。具体的にどのような被害が出るのか簡単にご紹介しますので、チェックしてください。

台風の被害①暴風による窓ガラスの破損

台風の特徴は風が強いことです。台風の中心に近づけば近づくほど風が強くなり、暴風や強風をもたらします。この影響で家屋の窓ガラスに被害が発生することもあるのです。

具体的な被害としては、窓ガラスの破損です。強い風により吹き上げられたモノが窓ガラスに衝突することで、破損を引き起こします。過去には、これにより怪我をしたり、モノが貫通して直撃し、死亡したりした例もありますので、対策が必要になるでしょう。

台風の被害②大雨・洪水による被害

ご存知の通り、台風は大雨をもたらします。場合によっては、500ミリ以上の雨が降ることもあり、非常に危険です。当然、大雨が降れば洪水が発生し、住宅の浸水や河川の増水などの被害が起こります。そして、河川が決壊すれば、住宅が流される、農地が荒らされるという甚大な被害に発展する恐れがあるでしょう。

台風の被害③停電の発生

停電を引き起こす可能性もあります。台風が通るルートには強風が発生しますので、その影響で送電用の鉄塔が傾くことがあるのです。実際に、2019年に発生した台風15号では、千葉県の送電用の鉄塔が倒れて、数十万戸の住宅が停電になっています。

リノベーションで出来る台風の被害対策

リノベーションをすることで、台風によるこのような被害を最小限にすることができます。では、具体的にリノベーション例を解説していきますので、早速見ていきましょう。

リノベーションで出来る台風の被害対策①屋根をリノベーションして台風被害を最小化

住宅の屋根は、台風の影響を非常に受けやすくなります。屋根は外にむき出しの状態になっており、雨風が直接当たる部分です。そのため、メンテナンスをしていないと強風で屋根瓦が飛んでいくこともあるでしょう。屋根瓦が飛ぶと、雨漏りを発生しますし、その屋根瓦がほかの住宅のガラスにあたり、人に直撃してしまったら近所の人を命の危険にさらすことになります。

リノベーションすることで、これらのリスクを最小限にすることができます。特に、屋根にサビや釘の浮きが目立つ場合、リノベーションが必要です。また、築年数が15年以上経過している住宅やトタン屋根を使用している方は検討するといいでしょう。さらに、台風シーズン前には必ず屋根の点検をおすすめします。

具体的なリノベーション例としては塗替えです。塗り替えは塗料を塗り替えることになります。これにより、防水効果などを期待することができるでしょう。

そのほかにも、カバー工法を挙げることができます。元々ある屋根に新しい屋根をかぶせるリノベーションです。劣化した屋根の大部分をカバーすることができます。

台風対策の屋根のリノベーションには、葺き替えや補修工事などもあります。屋根材を取り替えたり、屋根材の浮きやズレを補修したりすることもできるので、屋根に懸念があるという方は業者に相談するといいでしょう。

リノベーションで出来る台風の被害対策②外壁をリノベーションして雨漏り被害を抑える

外壁に大量の雨が打ち付けるため、台風が来ると雨漏りを引き起こす可能性があります。雨漏りは、住宅に雨が入ってくるだけでなく、さまざまな被害をもたらすことをご存知でしょうか。例えば、湿気が発生するので、カビが生えたりします。また、電気設備の被害や白蟻被害が発生することも少なくありません。

外壁から雨漏りが発生する原因の大部分はひび割れになります。特に、10年ごとに外壁の点検を行っていない住宅では、雨漏りが発生する可能性が高くなるでしょう。具体的なリノベーション例としては、カバー工法を挙げることができます。これにより、雨漏りを防げますので、台風対策に繋げられるでしょう。

リノベーションで出来る台風の被害対策③窓をリノベーションして台風対策をする

窓をリノベーションすることで台風対策になるでしょう。風速20m/秒の風が吹くと、植木鉢や屋根瓦などのモノが飛びます。そのようなモノが飛び窓に当たると窓ガラスが割れますので、家族が怪我をするかもしれません。また、風速40m/秒の風が吹くと、風圧で窓ガラスが割れます。

対策としては、飛散防止フィルムを貼るリノベーションをすることです。これにより、ガラスの飛び散りを防ぐことができますので、ガラスの破片による怪我のリスクを最小限にすることができます。また、シャッターの設置も対策になるでしょう。シャッターがあることで直接窓ガラスにモノが当たったり、風圧による影響を受けたりすることがありませんので、設置していないという方はリノベーションすることをおすすめします。

リノベーションで出来る台風の被害対策④玄関ドアをリノベーションして台風対策をしよう

玄関ドアは台風対策をするときに見落としがちです。築年数がある程度経過していると、玄関ドアに隙間ができます。その隙間を放置していると、台風が来たときにそこから雨が侵入してきますので、玄関が濡れてしまったり、浸水してしまったりする可能性があるでしょう。また、風も入りやすく強風の音で恐怖感が増すことになります。

リノベーション例としては、ドア枠のパッキンを新品に交換する方法を挙げることができます。これにより、雨の侵入を抑えることができるでしょう。また、クローザーを設置したり、ドアストッパーを取り付けたりすることで台風対策になります。

リノベーションで出来る台風の被害対策⑤カーポートをリノベーション

駐車場は屋外になりますので、屋根瓦と同様に影響を受けやすい部分です。例えば、駐車場にカーポートを設置している住宅もあるでしょう。そのカーポートが古いと強風で飛んでいく可能性もあります。

もし、古いカーポートを使っているという方は、新しいものにリノベーションすることをおすすめします。そうすることで強い台風にも耐えることができるでしょう。また、本来カーポートは車を守るためのものです。新しいものに交換することでその機能を十分に果たしてくれるでしょう。

リノベーションで出来る台風の被害対策⑥ベランダや門をリノベーション

ベランダや門にヒビが入っていると、台風による強風の影響を受けてしまう可能性があります。そのため、欠陥が見られる場合はリノベーションがおすすめです。ヒビがひどいと破損してしまうケースもあります。毎年、チェックをして台風の到来に備えるといいでしょう。

リノベーションで台風被害の対策をすることで安心な我が家を手に入れよう

台風の被害を受けてしまうと、大切な家族の安全を守ることができません。また、対策を怠り、雨漏りや窓ガラスの破損などが引き起これば、修復費用もかなりかかります。つまり、台風が来る前にリノベーションをしておけば、結果的に安く済ませられるのです。台風到来の前にリノベーションをして被害を最小限にしてみてはいかがでしょうか。