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リノベーション

古家付き土地をリノベーション!追加費用や工事不可の可能性もある

日本には、築年数が経過した古家が数多くあります。空き家になっているケースも多く、購入することは難しくありません。そのため、古家を購入して、リノベーションを検討している方もいるのではないでしょうか。

しかし、古家なので、追加費用や工事不可の可能性を心配している方もいるでしょう。そこで、今回は、古家のリノベーションについてと追加費用や工事不可の可能性について言及していきますので、興味のある方は参考にしてください。

古家付き土地について

古家付き土地とは、販売されている土地に古家が残っていることを意味します。それって中古物件のことではないの?と疑問を持たれている方も少なくないでしょう。中古物件の場合、中古一戸建てとして売られます。一方、古家付き土地は、土地として売っているのです。

購入者はあくまでも土地を購入することになります。そのため、建物に住まなくても問題ありません。つまり、古家の使い道は購入者に委ねられるのです。

古家付き土地の古家をリノベーションすると得られるメリット

では古家をリノベーションするメリットとはどんなことが挙げられるのでしょう。3つの項目に分けてご紹介いたします。

古家をリノベーションするとメリット①日本の古き良き風情を残すことができる

古き良き風情は、新築物件や築年数の浅い中古物件では味わえません。古家には、木造の壁や屋根瓦などがあります。古家を購入することで、古き良き部分を残しつつ、リノベーションすることが可能です。

もちろん、昔の住宅の設備は現代のものと比べて利便性に欠けます。しかし、リノベーションをすれば、最新の設備を導入することが可能です。古い部分を残しつつ利便性も高められるので、メリットを感じる方も多いのではないでしょうか。

古家をリノベーションするとメリット②固定資産税の負担を軽減できる

そのほかのメリットとしては、固定資産税の負担軽減です。固定資産税は築年数などにより税額が決定します。築年数が長ければ長いほど、税額は安くなりますので、新築を購入したり、建て替えをしたりするよりも税金の負担が少ないです。

古家をリノベーションするとメリット③古家の購入費用が安い

家を購入してリノベーションするという方も多いでしょう。そのような人に古家はメリットがあります。その理由は、価格が安いからです。

中古一戸建て住宅としてではなく、土地として売られているので、中古物件より安く買える可能性があります。さらに、再建築不可物件の場合、さらに費用を抑えることができるでしょう。そのため、安く物件を手に入れてリノベーションしたいという方におすすめです。

古家付き土地の古家をリノベーションすることで起こるデメリット

逆に良くない点もいくつか挙げることができます。悪い部分も確認しておくとリノベーションの際にきっと役に立つことでしょう。

古家付き土地の古家をリノベーションすることで起こるデメリット①断熱性が劣る

昔の日本建築では、室内が涼しくなるように作るのが一般的でした。断熱性に関してはあまり重視されていなかったのです。そのため、断熱材を使ったりして、断熱性を高めなければなりません。その点でリノベーション費用がかさむ可能性はあるでしょう。

古家付き土地の古家をリノベーションすることで起こるデメリット②耐震性に費用がかかる

古家は、築年数が長いので、新耐震基準で建築されていません。つまり、地震に弱いのです。新耐震基準で作られていないと、地震が発生したときに倒壊の危険性が増します。そのため、最悪の場合、建て直しを余儀なくされるでしょう。

古家には、耐震補強工事が必要です。これにより、新耐震基準で作られていない住居も地震に強くなります。しかし、もちろん耐震補強工事にはお金がかかりますので、デメリットとなるでしょう。

古家付き土地をリノベーションの注意点

古家は価格が安く魅力的ですが、築年数がかなり経過しています。そのため、物件によっては、工事ができなかったり、追加費用がかさんだりする可能性もあるでしょう。ここでは、工事がしづらい物件や追加費用がかかりやすいケースを詳しく解説していきます。

古家付き土地をリノベーションの注意点①2×4工法の壁は間取りの変更が難しい

一般的に、一戸建て住宅の壁は在来工法と2×4工法のどちらかで作られます。この中で、2×4工法の壁は取り外しができません。なぜなら、壁自体が構造体になっているため、取り外すと建物を支えることができなくなるからです。

壁を取り外すことができない物件は、間取りを大きく変更することができなくなる恐れがあります。例えば、キッチンを移動させたり、お部屋の数を増やしたりするなどのリノベーションは難しいです。間取りの変更を検討している人は、壁の可変性をあらかじめ確認して古家を購入するようにしましょう。

古家付き土地をリノベーションの注意点②防火地域に建った古家は工事に制限がかけられる

都市計画法には、防火地域と準防火地域が定められています。そして、その地域に建っている住宅は、一戸建て住宅であっても防火性能の高い素材を使うことが求められているのです。例えば、外壁なども防火性能の高いものでなければなりません。

つまり、防火地域に建っている住宅は、使う建築素材に制限がかけられます。また、このような建築素材は費用も高いので、金銭的負担が大きくなり、リノベーションがしづらいでしょう。

古家付き土地をリノベーションの注意点③水回りを移動させられない

古家に限った話ではありません。マンションなどの建物にも言えることですが、床下や天井に十分なスペースがない場合、水回りを変更できないこともあります。例えば、水道管やガス管などに支障があり、移動させてしまうと破損するケースもあるのです。そのような住宅では水回りの変更が難しくなります。

古家付き土地をリノベーションの注意点④工事するときに使う足場が道路に出る古家

リノベーションするとき、足場を組み立てる必要があります。その足場が住宅の敷地内に入らないと、道路に出てしまうため、道路占用の許可が必要です。また、その使用にはお金がかかります。そのため、費用を削減してリノベーションできない可能性があります。

古家付き土地をリノベーションの注意点⑤空き家の期間が長いと工事費がかさむ可能性あり

住んでいない期間が長い物件を検討している方もいるでしょう。もし、空き家になっている期間が長いと工事費が高くなる可能性があります。その理由は、中の柱の状態を確認しづらいからです。

実際に、築年数が長い物件は、壁を壊して柱の状態を確認します。そのため、壁を壊す工事費が必要です。また、柱や壁の中の状態によってはさらに追加費用がかかる可能性があります。

古家付き土地をリノベーションの注意点⑥特注の古家は工事費が高くなる可能性も

特注の物件は、内装建材や設備が全く異なることになります。そのため、付帯工事がかさみがちです。特に、デザインを重視した物件に多く見られます。

古家付き土地をリノベーションの注意点⑦規格寸法よりも小さい物件

古家に多いです。規格寸法よりも小さい物件は、寸法が短いので、特注で注文しなければならなりません。既成品よりも当然、特注は費用が高くなりますので、負担が大きくなりがちです。

古家付き土地をリノベーションの注意点⑧水回りに漏水箇所がある

水回りに漏水箇所があると、白蟻被害の可能性が高くなります。柱が白蟻にやられていたりする可能性もあるので、追加費用が必要です。そのため、避けるべき物件のひとつになるでしょう。

古家付き土地を購入してリノベーションしよう!

古家は築年数がある程度経過した物件です。そのため、工事ができない物件や追加費用がかさむ住居もあるでしょう。しかし、費用が安い、古き良き部分を取り入れられるなど、魅力もたくさんあります。そのため、新しいお家を手に入れたいという方は古家を購入してリノベーションをすることを検討してみてはいかがでしょうか