tel

豆知識

不用品回収

片付けられない3つの原因とタイプ別解決策―共通点と病気の可能性

部屋を片付けられない、一度片付けても、すぐに部屋が散らかってしまうのは誰にでもあることです。忙しい生活の中で時間がなければ、人に見られない部分は後回しにするため、片付けができていないのは当然のことです。

慢性的に家の中を片付けられない場合には対策し解決するべきです。実は片付けられない人には共通点があり、克服することで整理整頓された部屋が保てるようになります。

この記事を読むとは片付けられない理由が分かり、片付けられない部屋から脱出できる行動に移せます。片付けられる部屋になる具体的な方法もご紹介します。

片付けられない人の特徴

片付けられない人には共通点があります。
性別の違いや作り出してしまう環境などで、特徴に当てはまるか確認してみてください。
特徴を知ることで自分と向き合い、片付けられない原因を知ることで、解決策につなげることができます。

女性のほうが片付けられない

男性よりも女性の方が片付けられない方が多いと言われています。
ゴミ屋敷の片付け業者では7:3の割合で女性からの依頼が多くあります。

女性は化粧道具があることやファッションの幅が広く、物が増えやすいことが原因の一つになります。

例えば、男性はスーツと数枚のシャツがあれば出社できますが、女性はスカートやトップスのカラー、形など、種類やスタイルが幅広く、それだけ持ち物が多くなります。
管理しなければならない物が多い分、片付けが苦手な女性は男性より部屋が散らかってしまいます。

片付けられない主婦は多い
主婦が片付けられないケースでは特徴が2パターンあり、どちらも片付けが後回しになってしまうことが原因です。

1つ目は家にいる時間が長いケースで、専業主婦に多く見られます。
家にいる時間が長い分、取り掛かろうと思ったらすぐにできる環境なので、優先順位が下がり、後回しにしている場合です。

いつでもできるという状況から危機感がうまれず、片付いていない環境が当たり前になっています。
1か月に1回程度友人を自宅に招くことで、メリハリがつき解決することもあります。

2つ目は、家にいる時間が短いケースで、フルタイムで働いている方以外にパート、子供の習い事の送り迎えを担当している主婦に多く見られます。

家にいる時間は洗濯、掃除、食事の準備、その他の家事で時間がほとんどなく、優先度の低い片付けは後回しになってしまうケースです。
時間がなくて片付けられないケースでは、一人で解決できないため周囲の手助けが必要になります。

家族が家事を分担する他に家事代行サービスを利用することも一つの手段です。子供に手間や時間がかかるのは長くても10年程度ですので、一時的に利用を検討する価値があります。

見た目の特徴

片付けられない方の身なりは清潔感に欠けています。例えば、洋服や持ち物にほこりやシワが目立つことや、隣にいるとカビのような臭いがするケースまでいたるところに片付けられない方の特徴が現れます。

片付けられない方は洋服の管理が疎かなので、脱いだ洋服を床に直接置き洗濯をしないまま、床から拾って着ることを繰り返します。結果的に洋服や持ち物にシワや小さなゴミがついていることが多くなり、見た目の特徴として現れます。

また、カバンの中にレシートが溜まっている、髪の毛が入っているなどカバンの中身が汚いことも特徴です。

片付けられないと肥満になる?
片付けられない女性は肥満体型である割合も高くなります。
片付けと体型には何の関係もなさそうですが、イギリスの生活評論家カレン・キングストンは目に見えて物で溢れた生活をしていると、おのずと自分の体内にも不要な脂肪を溜め込んでしまうといった調査結果を発表しています。

片付かない家の特徴

片付けられない家では、物の住所が決まっておらず、何がどこにあるべきなのかが曖昧なため、使った後に物がどこに置いてあっても気にならないのです。
住所が決められないのは、収納が少ないことや腰丈以上の高さにちょっと物を置きたくなる家具があるなど、収納しないスタイルが定着してしまう環境が原因の一つです。

片付ける状態が整っていない家では、来客時には使っていない部屋に押し込めるように一時しのぎ的な片付けをするので、リバウンドを繰り返すことになります。

片付けられない子供の特徴

片付けられない子供の親には共通した特徴がみられます。

例えば、親が完璧主義や綺麗好きすぎる場合は、親が代わって片付けをしてしまい、結果として子供はやってもらえるものと思うために自分で片付ける習慣が育ちません。
逆に親が片付けを苦手にしている場合は、床に物が散らばる環境が当たり前になってしまうので、片付いていない環境を不快だと思わず、子供は片付けないことが普通になってしまいます。

もちろん親の影響だけでなく、単純にモノの指定場所が決まっていないことも子供が片付けられない原因の一つです。

幼稚園でははさみ、カバン、など一つ一つ収める場所が決まっているから子供は片付けられますので、同じように、家でも物の住所を決めれば、片付けられるようになります。

子供の場合は、小さい範囲を確実に片付ける習慣を身に付けることが重要です。
習慣が身についていれば、自分の部屋を持った時にもスムーズに片付けられるようになり、自立した時にも身の回りの生活環境はもちろん、会社のデスクやロッカーなども清潔に保つことができ、整理整頓に困らなくなります。

片付けられない原因は病気かも

環境や教育ではなく、片付けられない原因が病気の場合もあり得ます。
病名はなくても片付けられない症候群と呼ばれる、軽度の注意欠陥の可能性もありますし、日常生活では病気の自覚がなくても、片付けられないことがきっかけで発達障害や認知症が発覚することもあります。

病気が原因の可能性がある場合は、医師と相談して自分に合った片付け方法を見つけることが有効です。

うつ病

うつ病が原因で片付けられなくなってしまう方もいます。うつ病になると無気力・疲労感・倦怠感が代表的な症状として現れ、朝起きられない、体が動かないなどの症状に悩まされます。

慢性的にダルさを感じているため、片付けをはじめ身の回りのことをすることは難しく、次第に部屋は汚くなっていきます。

うつ病から判断力が低下し、片付けができないだけでなく、散財や社会性の欠如などのセルフネグレクトに陥ることもあるので注意が必要です。人間関係や仕事などのストレスが原因で発症することが多く、1度発症すると元の状態に戻ることは難しいと言われていますが、医師と相談し投薬治療などを適切に治療することで改善されます。

発達障害

片付けられないことがきっかけで自身の発達障害に気づくことがあります
発達障害にはADD(注意欠陥障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)があり、「集中力」「活動性」「衝動性」がコントロールしにくい、できないといった特徴があります。

ADHDに比べADDのほうが軽度ですが、どちらも脳の障害の一つです。

全体的な優先順位が付けられず、目の前のことに興味を持っていかれてしまいます。
具体的には片付ける順番が決められず、片付けの最中に出てきた雑誌や写真を読みふけってしまい、中断してしまうなどの状況に繋がります。

気が散りやすく、1つのことに集中できないため、一度に片付けることが困難です。
また、興味が分散しやすいために一つの物事を深く考えることが苦手です。
集中した片付けが苦手なため、対策としては散らからない部屋を作ることを習慣化することで問題を回避できます。

例えば、モノの位置を決める、家に帰ったらまずカバンのゴミを捨てるなど、考えなくても体が動くルールを作ることが有効手段です。

認知症

認知症も片付けられない原因となる病気の一つです。

認知症はひどくなると数分前の行動を覚えておくことができないため、片付けた場所や購入したものを忘れてしまい、物が増え続けます。また、判断力も鈍くなるほか、判断したことすら忘れてしまいます。

殆どが70代以上の高齢の方に多い病気ですが、若年性認知症の場合には20代から発症することもあります。薬で病気の進行を緩やかにすることはできますが、根治、改善することは難しい病気と言われています。

認知症で片付けられない場合には医師による治療の他、ヘルパーさんを雇うなど長期的に解除してくれる人を見つけることが有効です。

片付けられないと失う

片付けられない部屋に住み続けることは、身体的にも精神的にもデメリットが大きく、共通するのは失うことです。

片付いていない部屋では物をなくしやすいので、探し物をする時間が増えます。
ビジネス書で有名な書籍『「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 (アスカビジネス)』によると、「人は一日の中で平均10分は探し物をしている」としています。
ですが、10分というのは、あくまで平均時間です。

片付けられない部屋では毎日「スマホ」「鍵」「印鑑」など、何かを探している人も時間も平均時間よりも長くなります。

探し物をする人は時間を失いますが、見つからない場合には再び同じものを購入し、さらにお金も失います。買って解決できないような大事な書類などを紛失し、期日を守れなければ会社や人の信用を失います。

また、片付けられない状態が続くことで、部屋が綺麗だという判断基準の線引きが緩くなってきます。判断基準の緩さを放置し続けてしまうと部屋がゴミ屋敷化していき、積み上げられた洋服や本の下が虫の住みかになっていることも十分考えられます。

原因不明のアレルギーや発疹などのリスクも高まり、衛生的な問題が出てきて健康を失う可能性が出てきます。
片付けられないことは、物やお金、人からの信頼まで失うリスクがあります。

片付けられない3つの原因と解決方法

片付いた部屋を維持するためには、原因別に適切な解決方法を当てはめることが大切です。一時的に片付けただけでは、生活をするうちに元に戻ってしまいます。

具体的な解決方法をこれまでの原因に合わせて紹介します。

1.病気

ADDやADHD、うつ病などの病気が原因で片付けられない時は、医療機関で医師と相談して治療を進めることが有効です。

本人も片付けができない自分に苦しんでいる場合が多く、周囲の人間、特に家族の理解やサポートが不可欠です。
また、認知症の場合には改善することが難しいので、介護スタッフやヘルパーさんの力を借りることで解決へとつながります。

2.片付ける時間がない

仕事や学業が忙しく、片付けの時間が取れないことが原因の場合は毎日数分の片付け作業を行うことが解決策につながります。
まとまった時間が作れない方でも、1日5分の「片付ける時間」をとることで整頓された部屋が維持できるようになります。時間で決める他に、引き出しの1段だけや机の上だけなど、時間でなく狭い範囲だけを片付けることは数分でできますし、目に見えて効果が分かるので続けやすいです。

3.やる気が出ない

片付けを特別な仕事と思わず、何かのついでに片付けられるように習慣化すると『やる気』がなくても片付けられます。

片付けを義務として考えていると負担になってしまい、最初の一歩が踏み出せないことがあります。やる気が出ないのは片付けに対するハードルを自分で上げてしまっているからとも考えられます。
片付けないと…と思う時間すらも、家事をしている時間だと感じてしまい、さらにやる気を失うという悪循環に陥ります。

ご飯を食べる前に机の上に置いてある書類を片付けるなど、3分くらいで終わる内容を毎日欠かさず行うことで、負担なく習慣が身に付きます。

片付けやすい部屋にする

片付けやすい部屋を作ることも片付けられるようになるためには欠かせません。シンプルな部屋に比べて、おしゃれな部屋は片付けにくいことが多いのです。

例えば、飾り棚があったり、机や棚が必要以上に大きい場合は物置化しやすく片付けにくい部屋になってしまいます。
こだわった部屋も魅力的ですが、片付けにはシンプルさが重要です。

置く場所をなくす

片付けやすい部屋にするには「つい置いてしまう」腰丈以上の机や棚をなくすと部屋が散らかりにくくなります。

キッチンカウンターや本棚、カラーボックスはしゃがむことなく物が置けて便利なため、無意識のうちに物を仮置き場となってしまいます。

必要のない家具であれば思い切って処分する、処分できない、置きやすいスペースには観葉植物などを置いて、物理的に置けなくすることも対策になります。

リセットの習慣をつける

床の上に置いたものを元の位置に戻し、不要なフリーペーパーや雑誌などは処分するなど、部屋をリセットする習慣をつけることが片付いた部屋を保つコツです。

最も利用頻度の高いリビング全体を夜寝る前にリセットができるのが理想ですが、片付けられない方にとってリセット作業はハードルが高いものです。広い範囲のリセットが難しい人には、机の上、床の上など、1箇所でも構いません。

毎日決まった時間にリセットするルールを作って守ることをお勧めします。
頻度は毎日、朝や寝る前のルーティーンに組み入れて、何も考えなくてもできるように習慣化するのが目標です。

ゴミ箱を大きくする

ゴミ箱を大きくすることで片付けられる部屋になります。
ゴミ箱が大きいとお菓子の箱やトレーなどを潰さなくても捨てられるので、ゴミ箱に入れる作業のハードルが下がります。

ただし、ゴミ箱がいっぱいになっていなくてもゴミの日には必ず捨てることを守りましょう。
片付けらない方にはゴミを細かく分別する作業もハードルが高いので、まずは可燃ごみのごみ箱を大きく、決まった日に必ず捨てる習慣から身に付けるのがおすすめす。

片付けられないまとめ

片付けられない方の特徴や原因と解決方法をご紹介しました。

部屋が散らかることややる気が出ないことは誰にでもあることですので、自分を責めることはありません。片付けられない原因と自身に合った対策を必要であれば、周囲の方の手を借りて続けることが大切です。

片付けられない人の性格の一つに完璧主義があり、中途半端な状態で終わることに不快感を感じることが原因になっている場合があります。完璧主義が片付けられない理由になっているときには、自身を客観的に見て許容範囲を広く持ってみてはいかがでしょうか。