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豆知識

不用品回収

引っ越しの不用品を処分する6選―費用と処分しにくいものの捨て方

引っ越しの準備で、家具家電や小物などの不用品の処分に困る人は多いのではないでしょうか。
粗大ゴミを処分した経験がない方はもちろん、自治体によって処分方法や手順も違うため転勤族の方は前回の経験が役に立ちません。引っ越しで不用品の処分を行う時はルールに沿うとストレスなく処分できます。

この記事では不用品の6つの処分方法と料金、処分するタイミングなどを詳しく紹介します。不用品ごとに決められた処分方法を把握し、適切な処分を行いましょう。

1.不用品を売る

引っ越しで出る不用品の中でも家具や家電は売却処分もできます。

大きく分けると売る方法は2つで、1つ目は買取業者に依頼する方法、2つ目はネットを通して自身で売却する方法です。売れなかった場合には自分で処分しなければいけないので、引っ越し当日まで2週間以上時間に余裕がある方におすすめです。

以下の条件に当てはまっていれば、不用品を売却することができます。

売れる不用品の条件

不用品を売るには条件があり、品目によって異なります。なぜなら不用品を購入した業者又は人は再販、使うことを目的に購入するからです。

家電であれば製造年数が5年以内で正常に動けば、売却できますが、家具は大きな傷や汚れがない事がない事の他にブランド家具であることも売れる条件に加わります。
ニトリやイケアなど量産型の家具は、美品であっても新品の時の販売価格が安いので買いとられる可能性は低いです。

自転車の場合は壊れて正常に動かない物や、落ちない傷や汚れがある場合は買い取って貰えません。電動自転車・折り畳み自転車、ロードバイクなど購入時の価格が10万円以上で、「BAAマーク」の上品質の自転車、自動転車安全整備士によるメンテナンスを受けた「TSマーク」の付いた自転車は買取対象になりやすいです。

売れる条件に当てはまっていなければ不用品を売ることはできません。

リサイクルショップ・買取業者に売る

リサイクルショップは出張引き取りを行う点が魅力です。不用品が冷蔵庫や家具など大きい時や複数点ある時には出張買取を利用することをおすすめします。

業者ごとに買取基準や買取価格が決められており、中間マージンが発生するので高額での売却は期待しにくいです。査定は無料サービスとしている業者も多いので、時間に余裕がある場合には査定に来てもらうだけでも利用する価値があります。

オークション・フリマアプリで売る

オークションやフリマアプリではリサイクルショップや買取店で商品を売却するより高値で売れる可能性があります。発送作業や購入者との取引連絡などを自分で行うことに抵抗がない方にはおすすめの方法です。

しかし、オークションやフリマアプリに商品を出しても確実に売れるわけではありませんし、取引の途中で購入者と連絡が取れなくなるリスクもあります。リスクを考え、引っ越し日から逆算して、10日前までに買い手がつかなかったら出品を取り消し別の方法で処分しましょう。

引っ越し業者に売る

不用品の買取りを行う引っ越し業者に売る方法もあります。

ただし、宅配買取しか行っておらず、買い取って貰える条件も厳しいです。

例えばサカイ引越センターでは、
家電…製造から5年以上経過した家電製品
家具…タンスソファなどの不用品
服…ノーブランド・汚れがひどい物

上記に当てはまるものは買取対象外となります。

宅配買取の流れ(サカイ引越センターの場合)
1. 申し込みをする。サカイ引越センターのホームページか電話にて申し込みができます。
2. 宅配キットが届くのでキットの内容(ダンボール・ご記入書類・着払い伝票)を確認します。
3. 品物を梱包し、宅配キットに付属している着払い伝票でサカイ引越センター宛に発送します。
4. 電話・またはメールにて査定額の連絡が来るので、査定額に納得したら指定の口座へ振り込んでもらい、買取成立となります。

サカイ引越センターの他にも、アーク引越しセンターでも買取サービスを行っています。

2.不用品回収業者で処分する

引っ越し当時まで時間がない場合や不用品を自身で家から出せない場合には不用品回収業者に処分を依頼する方法もあります。

不用品5点程度であれば1時間もかからず回収してくれるので、引っ越し業者と同時または引っ越し業者が来る前に来てもらうと引っ越し当日に処分もできます。そのため普段忙しい方や引っ越しまでに時間のない方、粗大ゴミの収集日に間に合わなかった方におすすめの処分方法です。

料金

不用品業者の料金内訳は業者によって表記が異なりますが、料金はさほど変わりません。

料金の内訳は、【基本料金】+【各品目の回収料金】+【オプション料金】がもっとも一般的な回収費用例です。
基本料金の中には不用品を運搬する車両費や人件費5000円程が含まれており、各品目の回収料金には処分費用や運搬料金が含まれています。また、オプション料金には、営業時間外に回収を依頼する場合の金額と作業員を増やすための人件費などが含まれます。

回収料金は冷蔵庫、洗濯機、ソファ、タンスなどの大型の家具家電の場合3000円~10000円で、大きくなるほどに高くなり、電子レンジ、トースター、電気ポット、炊飯器などの小型家電製品は500円~1500円で回収してもらうことが可能です。

トラック積み放題プランを掲げている不用品回収業者もありますが、どちらが安いかは業者と回収品目によって異なりますので見積もり時に相談しましょう。

手順

1. 自分の住む地域の不用品回収業者に問い合わせ、訪問日時を決めます。問い合わせた際に処分したい品目を伝えると、概算見積もりを出してもらえるところが大半です。
2. 見積日に回収してもらう物を直接見てもらい正しい金額を提示してもらいます。
3. 納得のいく料金であれば、回収作業が開始されます。

※回収するものが5点程で少量の場合は、見積もりと同時に回収してもらえます。

注意事項

業者を選ぶ際は、見積りの内訳が明記してあるか?営業場所が実在しているのか?を確認しましょう。また、「無料引取」などと表記されている業者も、「引き取りは無料でも作業料は追加料金として取られる」などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

トラブルを回避するためには見積書を作成してもらい、「追加料金は一切発生しません」と一筆書いてもらいましょう。

トラブルに巻き込まれないためには、電話の時に費用の内訳を細かく確認し、事務所の所在地はグーグルマップなどを使い調べましょう。グーグルマップで調べた場所に倉庫の写真が出てきたら安心できます。

依頼前に業者について調べると、トラブルに巻き込まれるリスクを減らせます。

3.粗大ごみで処分する

不用品を粗大ごみとして自治体に収集してもらうことができ、引っ越しで出る不用品を廃棄処分する一般的な方法です。

粗大ごみの基準は自治体によって「指定ゴミ袋に入らない物」、「最大の辺または径が30センチメートルを超えるもの」など異なるため、自分の住む自治体のホームページで確認しましょう。粗大ゴミの収集は月に1回しか設けられていない自治体も多いので、計画的に行うことが大切です。

また、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法対象のため粗大ごみとしては処分ができません。その他、家庭用パソコン、処理困難なもの(ガスボンベ、耐火金庫、消火器、二輪車など)も自治体で処分ができません。

これらの処分は不用品回収業者に依頼するか、自治体に問い合わせて、法律に沿った正しい方法で処分しましょう。また、平成26年2月1日から、縦15cm×横40cm×奥行25cm以下のパソコン(ノートパソコンなど)は、小型家電回収ボックスに出し回収してもらうことができます。

小型家電回収ボックスは総合スーパー、区役所等に設置してあり、ボックス内に入れるだけで無料処分できます。

料金

処分料金は品目、自治体のルールによって異なります。例えば、名古屋市の場合、自転車は500円、ベッドは1500円、掃除機は250円程度で収集してもらえます。

収集してもらう際は、事前に粗大ごみ処理手数料券を買って納付します。粗大ごみ処理手数料券はコンビニエンスストア、スーパー、郵便局で入手できます。

手順

手順は地域ごとに異なりますが、一般的な流れは以下のようになります。

1.粗大ごみ受付センターへ電話かインターネットで申し込む
2.粗大ごみ処理手数料納付券(シール)を、スーパー、コンビニなどの指定販売店または環境事業所で購入し、氏名または受付番号を記入して粗大ごみの見やすい場所に貼る
3.指定された場所に品物を出し回収してもらう

詳しくはお住まいの区役所や市役所でご確認ください。

4.持込処分する

自分の住む地域の処分場へ持ち込んで処分する方法があります。
持ち込み処分をすることで戸別収集より安く処分することができます。なぜなら戸別収集にかかる運搬料がかからないためです。

不用品を自分で運搬できる方、時間に余裕のある方におすすめの処分方法です。

不燃ごみ・粗大ごみのうち、破砕困難なもの、長大なもの(概ね180cmを超えるもの)、燃え殻などが含まれる物は、適正処理困難物に分類され多くの自治体では持ち込みできません。
例えば、ピアノや金庫、タイヤが適正処理困難物に指定する自治体が多くみられます。
適正処理困難物が持ち込めない理由は、処分場の機械が壊れてしまうからです。ただし一部の処分場では受け入れをしています。例えば名古屋市の場合は岐阜県多治見市の愛岐処分場に持って行くと処分してもらえます。

料金

料金体系は2つで、1つ目は重さによって料金が決められているケースと2つ目は品目によって料金が決められているケースがあります。

重さによって料金が決められている場合は10㎏や100㎏単位で計算されます。処分場で車ごと計量器に乗り粗大ごみを下ろした後に再度計量し、差分の重さで処分料金が決まります。

例えば、名古屋市では10kgごとに200円ですが、隣の岡崎市では100㎏までの粗大ゴミは無料で処分してくれます。
品目ごとに料金が決められている場合の支払い方法は「その場で現金にて支払う」、「事前に区役所で支払う」、「事前に処理手数料券を使い納付する」の3通りです。

手順

自治体や処分場によって多少流れは変わりますが、持込処分の流れは以下のとおりです。

1. 予約する
引っ越し元の市区町村で粗大ゴミ持ち込み予約をします。
インターネットや電話から予約できます。横浜市のようにLINEなどのチャット申込が可能な地域もあります。

2020年12月23日現在、新型コロナウイルスの影響を受けて、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う外出自粛による影響で、粗大ごみ収集の申込みが増加しています。また、オペレーターを減らして対応しているので粗大ごみ受付センターへの電話がつながりにくくなっています。

そのためインターネット申込みを利用することをおすすめします。

2. 搬入する
処分場の受付時間内に不用品を車に載せて搬入します。
処分場の営業時間は9時~17時で平日しか受け付けていないところが多いです。重さによって料金が決められている地域では、ゴミを車ごと計量するため徒歩や自転車での搬入はできません。

持ち込みの際に対象の市区町村から出たゴミであることを証明するため運転免許証や健康保険証などの身分証明書が必要です。業者に委託するのを防ぐため、予約者本人でなければ持ち込めない自治体もあります。

3. 不用品をおろし、処分料金を支払う
処分場では職員の指示に従ってゴミをおろし、提示された処分料金を支払います。

5.引っ越し業者で処分する

引っ越し業者によっては引っ越しと同時に不用品回収サービスを行っているところがあります。引っ越しのついでに不用品まで引きとってもらえるので便利な方法ですが、有料での引き取り処分となります。

ここからは、大手の引っ越し業者での不用品回収サービスの有無と特徴を紹介します。

サカイ引越センター

サカイ引越センターではリサイクル家電4品の有料引取りを行っています。料金は各家電に合わせたリサイクル料金と収集運搬料金の3000円を合わせた金額です。

手順

1. 見積もり時にサカイ引越センターへ家電リサイクル品の回収を依頼する
2. 引っ越し当日に「リサイクル券」を受け取り、対象の家財に貼り付ける
3. スタッフにリサイクル料金と収集運搬料金3,000円(税抜)を支払う

アーク引越センター

リサイクル家電4品の有料引取りを行っています。料金はリサイクル料金と収集運搬料金の3000円を合わせた金額です。ただし、FC店に関しては家電リサイクル4品目であっても回収する事はできません。

アート引越センター

アート引越センターでは不用品回収を行っていません。
引っ越しに伴って出た不用品は計画的に、自治体で粗大ゴミとして処分するようにすすめています。

日本通運

日本通運では引き取り業者を手配してもらうことができます。
粗大ごみも引き取り可能ですが、提携業者がいない地域は引き取りができない可能性があるため、自分の住む地域が該当しているか事前に確認する必要があります。

6.譲る・寄付で処分する

処分したい不用品を知人や施設、団体に譲る方法もあります。

知人の中で貰い手が見つからない場合はネット掲示板などを使って探すことも出来ます。不用品を譲る際は相手の負担にならないように断りづらい言い方をしないことが大切です。

また、寄付する方法もあります。日本ではゴミとして扱われ捨てられてしまう物やどうしても捨てられない物などを、世界には喜んで使ってくれる人々がいます。「ワールドギフト」、「もったいないジャパン」は、いらなくなった不用品の寄付を受け付け、福祉施設や海外NGOへ寄贈する取り組みを行っています。

寄付できるもの・できないもの

ワールドギフトでは再利用できるものであれば家電や洋服からキッチン雑貨、おもちゃまで幅広く受け付けていますが、再利用できない年式のリサイクル家電やスプレー缶に入ったものは受け付けていません。

また、リサイクル家電も2010年以降の動作品に限り寄付することができます。動作品であれば再利用をしてもらえるのでリサイクル料金がかかりません。

時期によって取扱一時停止中の物品(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、石油ストーブ)もあるので送る前に確認しましょう。

集荷料金

ワールドギフトの場合、小物は段ボールで送ることになっています。ダンボール3辺の合計で120cm、140cm、160cmの3種類に分けられ、集荷料金は2,400円~3,700円です。
ブラウン管テレビは2,400円~3,900円、パソコン類は2,400円~2,900円程度です。詳しくはワールドギフトのホームページをご覧ください。

引っ越しで処分に困るもの

生活の中であまり処分する機会がない物は処分方法が分からず困ってしまいます。
ここからは、引っ越しの際に処分に困る不用品の処分方法を紹介します。

自転車

自転車は粗大ごみとして処分できます。
処分前に防犯登録の抹消手続きを必ずしなければなりませんが、有効期限切れの場合は手続きは不要です。

粗大ゴミで処分する処分する以外に、自転車屋で引き取ってもらう処分方法もあります。
例えば、全国チェーン店であるサイクルベースあさひでは自転車を新しいものに買い替える場合は500円、引き取りのみの場合は1,000円で回収してもらえます。

ぬいぐるみ

ぬいぐるみは可燃ごみとして処分できます。捨てることに罪悪感がある方は感謝の気持ちを込め、お清めの塩をまき、他のゴミと混ざらないように袋に入れて捨てることをおすすめします。

ゴミとして処分することに抵抗がある場合は神社やお寺で供養してもらうこともできます。

廃棄処分する以外にも、ぬいぐるみを必要としている人に譲る・寄付する方法もあります。

カーテン

カーテンは古布として集団資源回収で処分することができます。
集団資源回収やリサイクルステーションが利用できない場合は可燃ごみで処分可能な地域もあります。
可燃ごみで捨てる場合は40cm角に切って指定袋に入れて処分しなければいけません。切らずに捨てる場合は粗大ごみに分類される地域もあります。

ピアノ

購入店や、各メーカーに買取・回収してもらうか、不用品回収業者に引き取ってもらうことで処分できます。

ピアノは適正処理困難物として扱われるため粗大ごみとして処分することができません。

引っ越しで不用品を処分するタイミング

引っ越しで不用品を処分するタイミングは粗大ゴミの日と引っ越し日、業者に予約した日の3回あります。
引っ越しが決まった日から計画的に処分することが心のゆとりと金銭のゆとりを生みます。まずは大きい物から処分していきましょう。なぜなら大きい物は粗大ゴミに分類されるので計画的に処分しないと引っ越しに間に合わない可能性があるためです。

1.粗大ゴミの日

粗大ゴミで処分する場合、収集日は一般的に一月に1度しかなく、3月など繁忙期の場合は収集予約が2か月先になることもあるため引っ越しが決まった時点で早めに予約を取りましょう。
日にちが決まると段取りが組みやすくなり、余裕を持って行動できます。

2.引っ越し当日

引っ越しで不用品を処分する2番目のタイミングです。引っ越し日当日に処分すると1日で処分も引っ越し作業も終わらせれるので便利です。
当日に処分する際は引っ越し業者や不用品回収業者を利用するので、粗大ゴミに出すよりは人件費と収集運搬料金がかかる5000円以上高くなります。

3.業者に予約した日

不用品回収業者・買取業者に予約した日も処分するタイミングの1つです。買取業者に依頼した場合は全てを買い取って貰えるとは限らない為、買い取って貰えなかった不用品の処分方を考えておく必要があります。

不用品の処分が間に合わない時

上記6つの方法どれがいいか分からない、粗大ゴミの処分ができないまま引っ越し前日を迎えてしまった方は「引越しで粗大ゴミの処分が間に合わない」をご覧ください。

引越し時に不用品を処分するまとめ

今回は引っ越しの際に出る不用品の処分方法についてまとめました。
大きく分けると「売る・譲る」、「粗大ごみとして処分する」、「業者に依頼する」の3つの処分方法があります。
買取業者を利用して不用品を売るのも1つの手段ですが買取対象は限られていますし、ネットを通して個人間で売却するのは1週間以上時間がかかります。

買取られなかった不用品は自治体で粗大ゴミとして処分するか、不用品回収業者を利用するとスムーズに処分できます。

引っ越し当日に間に合うように、余裕を持って事前に計画し処分することを心掛けましょう。