ゴミ屋敷が恥ずかしいけど、業者にも見られたくない…。唯一の解決策
自宅がゴミ屋敷なのは気づいているけれど、業者を呼ぶのは恥ずかしくて業者への「お問い合わせボタン」を押せないというご相談をいただくことがあります。
残念ですが、行動を起こさないとゴミ屋敷から脱出することはできません。また、積み重なったゴミを自分だけの力で片付けることはほぼ不可能です。
この記事では恥ずかしさの本当の理由やゴミ屋敷を近隣や友人にばれずに片付ける方法をご紹介します。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
目次
ゴミ屋敷で業者を呼ぶのが恥ずかしい3つの理由
恥ずかしくて業者を呼びたくないと考えてしまう方は、まずは具体的に何を恥ずかしいと感じているのか、自分の気持ちを知ることから始めることをおすすめします。
ゴミ屋敷清掃の依頼をためらう方は、主に次の3つの理由から恥ずかしさを感じることが多いです。
1.プライベートが見られる
部屋はプライベートな空間であるため、知らない人を部屋に上げてプライベートなものを見られるのが恥ずかしいと感じるのです。
本来なら他人にみられるはずのないものは、下着や思い出の写真などが挙げられます。
ワンルームであっても、業者に清掃を依頼すれば3名以上のスタッフが来て作業することとなります。地層の様に積み重なったゴミの山を掘るようにして作業を進めていくので、時には見られたくない物が出てくることもあるでしょう。
依頼主が女性の場合には、男性スタッフを部屋に入れることに抵抗感を覚える人もいます。
そのような場合には、女性スタッフの在籍している業者に頼むことで、抵抗感や恥ずかしさをやわらげることが可能です。
2.だらしない人だと思われる
ゴミ屋敷に住んでいることで、だらしない人と思われるのが恥ずかしくて、業者依頼に踏み切れないという方も多いです。「自分は片付けられない人だ」という自覚がある方にしばしば見られるケースです。
捨てていない食品のゴミや脱ぎ散らかした衣類を見られたら、だらしない人だと思われてしまう…そんな恥ずかしさから、業者への依頼をためらってしまうのです。
しかし、実際には、業者はなんとも思っていません。
業者にとってゴミ屋敷は見慣れた作業現場であり、スタッフは純粋に仕事をしに来ているのですから、依頼主が恥ずかしいと感じる必要はありません。
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3.周囲にばれる
ゴミ屋敷の片付け作業中に、マンションの隣の部屋の人や地域の人に見られるのが恥ずかしい…という理由です。
ゴミ屋敷に住んでいる人の半数以上は、家の外では整った身なりをして普通の生活を送るように心がけているので、周囲からはゴミ屋敷がバレていないこともあります。特に地域の交流がない1人暮らしの女性の場合には、アパートの隣人であってもゴミ屋敷と知られていないケースも見られます。
「ゴミ屋敷に住んでいることを周囲に知られたらが恥ずかしい」、「管理人にばれて退去を要求されたら困る」といった事情から、業者を呼ぶのをためらう方は多いです。しかし実際にはゴミ屋敷に住み続けるより業者に頼んで早く解決したほうが、周囲とのトラブルは起きにくくなります。
その理由を次に解説します。
ゴミ屋敷はすでにバレている3つの理由
本人はバレていないつもりでも、実際にはゴミ屋敷だとバレているケースが多いです。ゴミ屋敷がバレてしまいやすい理由を3つだけご紹介します。
1.悪臭や害虫からバレる
ゴミ屋敷からは悪臭が発生したり、ゴキブリやうじ虫など害虫も増えたりするので、周辺の方にバレやすいです。
マンションの場合には、ベランダを伝って隣の家や上下階でも害虫が増えるケースもあるため、近隣住人に知られやすいと言えます。
特に夏場になると近くを通るだけで独特のゴミ屋敷臭が発生するため、部屋を特定されやすくなります。ゴミ屋敷に住んでいる本人は虫や臭いに慣れていても、周囲の人からすると臭いで違和感を持たれていることも十分に考えられるのです。
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2.見た目でゴミ屋敷がバレる
庭にゴミが積まれていたり、ドアからゴミがあふれていたりすると、見た目で簡単にバレてしまいます。
マンションやアパートの場合は、部屋に置ききれなくなったゴミをベランダに出してしまう人もいますが、ベランダに積み重なったゴミを見られると「あの家はゴミ屋敷かも」と疑われるリスクが高まります。また、ゴミ屋敷に住んでいる人は洋服に小さなゴミやホコリが付きやすいので、身なりでバレる場合もあります。
3.噂が広まっている
臭いや害虫、見た目のいずれかが当てはまると、「あの家はゴミ屋敷かもしれない」という噂が近所で少しずつ広まっていく恐れがあります。荷物を届けに来た宅配便の配送員が、同僚と話題にしている可能性もゼロとは言えません。
周囲の人にとっては、ゴミ屋敷を知ったからと言って積極的に関わりたいものでもなく、他人のゴミ屋敷を撤去できる法律もないため、敬遠されがちです。近所にバレているけれど、住んでいる本人の耳には届いていないだけ……といったケースも十分にあり得ます。
また、地域住民からの報告を受けて、民生委員の方がすでに動いている可能性も否定できません。
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ゴミ屋敷はトラブルの元
ゴミ屋敷の悪影響は、単に恥ずかしいという気持ちの問題だけではありません。近隣トラブルや心身の不調など、様々な問題を引き起こす恐れがあります。
ゴミ屋敷の悪影響をご紹介します。今の状態を続けていると、明日起こってもおかしくない事例ばかりです。
近所からの苦情
ゴミ屋敷に住んでいると、近所から悪臭や害虫の苦情を受けることになります。
ゴミ屋敷となった一軒家は街の景観を損ねるだけではなく、放火のリスクもあるため近所の住民にとって不安の種です。長年にわたって苦情を無視し続けていると行政代執行の対象になることもあり、自分の意思とは関係なく強制的に片付けが行われてしまう場合もあります。
また、賃貸物件の場合は管理会社に 通報され、ごみの撤去や退去を求められるケースも見られます。近所から苦情を受ければ、結果としてその家に住み続けにくくなってしまうのです。
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体調を崩す
ゴミ屋敷に住んでいると、アレルギー疾患などで体調を崩すリスクが高まります。食べ残しの容器からカビが生えたり菌が空中に舞ったりすると、細菌感染などから下痢や皮膚のかゆみといったトラブルを起こしやすくなるのです。
ホコリやダニなどでハウスダストアレルギーを引き起こす危険もあり、慢性的な咳や気管支の不調にもつながります。
また、床が見えなくなるほどものにあふれている状態だと、コードに足を引っかけて転倒し怪我をするリスクも高いです。
精神的に負のループに陥る
ゴミ屋敷で生活していると、今の状況や自分の生活を認められず、自分に自信が持てなくなって自己肯定感を下げてしまいます。家の外では評価される地位や仕事に就いていたとしても、帰る家はゴミ屋敷だと、気がかりになってどこかで後ろめたさを感じてしまうのです。
自分自身を受け入れられないと、大きなストレスにつながります。
その結果として、ストレス発散のための衝動買いや過食などの悪習慣を繰り返す負のループにも陥りやすくなるのです。
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バレずにゴミ屋敷を片付ける3つのコツ
できるだけ目立たないようにゴミ屋敷を片付けるためには3つのコツがあります。これらのコツを取り入れながら、出来るだけ早めにゴミ屋敷を片付けることをおすすめします。
バレずに片付けるのは難しい
結論から言うと、周囲にまったくバレずにゴミ屋敷の片付けをするのは非常に難しいです。
ゴミは自分一人で片付けきれる量ではありませんし、業者に依頼すればトラックが家の前に停まり、スタッフが部屋の中と外を何往復もするので、少なからず人目に留まるリスクがあります。
ゴミ屋敷が片付くことは近隣住人にとってもメリットとなるため、たとえバレるリスクがあっても「一時の恥」と考えて業者に依頼してしまった方が、周囲との関係も上手くいきやすくなります。
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1.日中に作業する
平日の日中、9時から17時くらいまでの時間帯に作業をすると、比較的バレにくいです。日中の時間帯であれば在宅している人が少ないため、人目につく確率が低いからです。
ゴミ屋敷清掃ではどうしても騒音が出やすく、3名以上のスタッフが出入りするので、何らかの作業をしていることは近所に知られやすいです。しかし、日中には人の話し声や外の工事の音などもあるため、悪目立ちしづらいというメリットがあります。
深夜や早朝は少しの物音でも響きやすいので、基本的には避けることをおすすめします。 同じ作業をしていても、深夜や早朝だと「訳ありかも」と思われる恐れがあるためです。日中であれば、リフォームや引越しなどの作業も考えられるので、業者が出入りしていても気に留める人が少なくなります。
これらの理由から、ゴミ屋敷清掃は日中に行うほうが目立ちにくくなるのです。
2.ダンボールに入れて搬出する
ゴミ屋敷からゴミを搬出するときに、段ボールに入れて中身が見えないようにするとバレにくくなります。食べものの空容器や衣類など、自分の性別や生活スタイルが特定されるようなものをトラックに積み込むまでの間、近隣の人に見られないようにするのです。
また、ダンボールに入れることで引っ越しだと思ってもらえる可能性が高まります。段ボール搬送のデメリットは、組み立てや梱包に時間がかかって作業時間が伸びることと、追加費用がかかって高額になる可能性があることです。
3.ゴミ屋敷に慣れている業者を利用する
ゴミ屋敷の片付けに慣れている業者を利用すると、段取りよく短時間で作業を終わらせられるため、近隣住民にバレにくくなります。2日に分けて作業するよりも、1日で完了するほうが人目につきにくいです。
作業スタッフの人数は、基本的には少人数のだと時間がかかってしまい、近隣の目につくリスクが高まります。しかし作業に慣れた業者なら、少人数で短時間のうちに片付けることも可能 です。
また、ゴミ屋敷清掃に慣れている業者では、「他人にバレたら恥ずかしい」という不安を伝えることで適したプランを提案してもらうことも可能となります。予算に応じてプランを検討するのがおすすめです。
片付け業者の選ぶポイント3つ
業者選びのポイントは、実績・保有資格・スタッフのマナーの3つです。具体的なポイントを解説します。
ゴミ屋敷の片付け実績が豊富
人目につきにくくしてゴミ屋敷を片付けたいのならば、ゴミ屋敷清掃の実績の高い業者を選ぶ必要があります。以下の2つの条件をクリアしている業者を選ぶことが重要です。
①実績がホームページに載っている
②スタッフが3人以上在籍
依頼する前に、業者の所在地をグーグルマップなどでチェックして、実態を確認します。実在する業者であり、具体的な清掃事例が充実していて、作業人数が3人以上の事例があるならば信頼度が高いです。スタッフの人数が多いほど、規模の大きい部屋でも迅速に対応できるという目安になります。
資格や許可を持っている
ゴミ屋敷を片付けるためには公安警察や自治体からの許可や資格が必要です。以下のどちらかを持っていることを確認しましょう。
・一般廃棄物収集運搬許可(または提携)
・古物商許可
一般家庭の不用品を回収するには「一般廃棄物収集運搬業許可」または「古物商許可」が必要です。また、その業者が一般廃棄物収集運搬業許可を持っていない場合でも、一般廃棄物収集運搬業許可を持つ他業者と提携していれば不用品の回収が可能となります。
スタッフの対応がいい
スタッフの態度は、会社の方針や経営状況を反映しています。電話や訪問見積もりをするときは、スタッフの対応をしっかりチェックすることが必要です。
「ゴミ屋敷の状態が恥ずかしい」と相談した時、親身になって相談に乗ってくれたり、プランの提案をしてくれたりと、プロとしての対応を見せられる業者であれば、当日も信頼して任せやすいと言えます。作業人数や所要時間、ゴミの処分費の説明が明確であり、追加請求が発生する可能性の有無や条件について誠実に教えてくれるかどうかも、併せてチェックします。
ゴミ屋敷の片付け体験談
ゴミ屋敷の片付け後のお客様のお気持ちやその後の様子をお伺いすることができました。皆様、最初は「恥ずかしいけどどうしたらいいか分からない…」というSOSをご相談してくれたことがきっかけでした。
ゴミ屋敷を脱出した先輩からのアドバイスのような感覚でご覧ください。
ワンルームのゴミ屋敷
名古屋市にお住いの女性のゴミ屋敷のお片付けをさせていただきました。周囲には見られたくないとのことでしたので、見積りの段階で
・どこまで片付けるか
・残すものを固める場所
・探してほしいモノ
など丁寧にヒアリングをし、当日はお仕事に行かれている間に作業を完了いたしました。
恥ずかしくなかった
毎日家に帰るのが憂鬱でした。就職して1人暮らしを始めた時から「仕事のストレス」で家に帰るとどっと疲れが出て何もする気になれません。適当な食事を済ませて翌朝を迎えるという生活を1年以上繰り返していました。
片付けるきっかけはエアコンが壊れたことです。エアコン修理業者に来てもらう時にゴミ屋敷に入ってもらうのが恥ずかしくて、片付け業者に電話しました。
「どうしたらいいか分からない」と伝えると30分以上時間をかけて、ゆっくりと私の話を聞いてくれました。見積もりや片付け日が決まってからはとてもスムーズで、迷いがなくなりました。
たった1日で床が見えるようになり、窓も開けられるようになりました。エアコンの修理も恥ずかしくない状態で対応できました。
費用や日数
玄関からベランダまでゴミ袋や衣類で埋もれている状態でしたので、分別や仕分け作業に時間と費用が掛かったケースになります。ご依頼の中に「家の鍵」や「ネックレス」を探してほしいとのことでしたので、細心の注意を払って仕分け作業を行いました。
料金(コミコミプラン) | 220,000円 |
2tトラック | 2台 |
スタッフ人数 | 4名 |
時間 | 8時間 |
3DKのゴミ屋敷
さいたま市の借家にお住いの女性から、生前整理を兼ねて片付けてほしいとご相談をいただきました。お伺いすると玄関から寝室まで全てモノが積み上げられている状態でした。
気持ちに余裕ができた
主人がなくなってからなにもやる気が起きず、気づけばゴミ屋敷になっていました。ゴミ屋敷とわかっていてもどうしたらいいのかわからず、ご連絡しました。
初めは業者に見られるのも恥ずかしくて、電話で見積もりをしていただきたかったのですが、訪問見積もりの方が安くなると聞いたので実際に来ていただきました。寄り添って話を聞いてくれたので、作業内容が分かり、片付いた後の状態を想像することができました。
今まで「自分が入院したらこの家はどうなるんだろう」とか「娘に迷惑をかける…」と不安だったことが家を片付けていただいたことで解消しました。捨てるべきなのか迷っていた主人の衣類や遺品もこれを機に仕分けしていただき、本当に必要なものだけを大切にすることができそうです。
近隣との関係も良好に
ゴミ屋敷を片付けてからはお隣の方からも挨拶をしてもらえるようになりました。
後日知ったのですが、ゴミ屋敷になっていることは既に気づかれていたようで、片付け業者が来ているところを見て安心したとのことでした。業者のスタッフも清潔感があったので、より安心感があったとお話ししてくれました。
近所にも後ろめたさが亡くなったので、電話をしてよかったと心から思います。
費用や日数
料金(コミコミプラン) | 1,000,000円 |
2tトラック | 5台 |
スタッフ人数 | 10名 |
時間 | 8時間 |
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片付け業者への依頼の流れ
業者に依頼するときの、実際の流れを解説します。
問い合わせ
まずはホームページで、ゴミ屋敷の片付けサービスをしている業者を探します。電話やメールで無料問合せできる業者がほとんどなので、気になる業者を選んで連絡を入れてください。
問い合わせ時には、ゴミの量や内容、部屋の状態などの情報を質問されるので、事前にゴミの量などを把握しておくとスムーズです。片付けの料金やサービス、スタッフマナーなどを比較するため、複数社に問い合わせをすると安心です。
訪問見積もり
実際に契約する前に、現地に来てもらって正確な見積もりを立てる「訪問見積もり」を行います。電話だけで見積もりを済ませることは、基本的にはやめたほうが安心です。
訪問見積もりをせずに電話だけ見積もりを済ませてしまうと、見積額と実際の請求額が大幅にずれる危険があります。費用トラブルを避けるためにも、訪問見積もりが欠かせません。訪問見積もりも無料で行ってくれる業者が多いです。
契約
見積金額や作業内容に問題が無ければ、契約に進みます。相見積もりを取っていた場合には、それぞれの業者を比較して1社と契約する形になります。
契約後に行われるのは、日程や支払い方法などの打ち合わせです。今後も住み続ける部屋なので、ゴミを撤去してもらったあとに、オプションのハウスクリーニングサービスなどを頼むのも一つの選択肢と言えます。ただし、オプション費用がかかったり、作業時間が長引いたりといったデメリットもあるので、費用や時間から総合的に判断することが大切です。
作業
作業日当日は業者が来て、ゴミ屋敷清掃を行ってくれます。現場に立ち合うことも可能ですが、立ち合い困難な場合には写真報告などで対応してくれる業者もあります。
作業の立ち会いをする場合には、依頼人は部屋の中にいるため、作業中に近隣と顔を合わせるリスクは低いです。立ち会わない場合には、触ってほしくないスペースやものを養生テープで印をつけておくなどの手間や工夫が必要となります。
支払
作業完了後に支払いを行います。ゴミ屋敷の片付けでは、料金が100万円を超えることもよくあるため、分割払いやカード払いに対応している業者もあります。支払方法は、契約時に相談 しておく必要があります。
ゴミ屋敷の片付け費用
ゴミ屋敷清掃の料金体系や、費用を抑えるコツをお伝えします。
料金の決まり方
ゴミ屋敷清掃の基本料金は、トラック何台分という計算方法が基本となっています。間取りで料金例を記載されているサイトもありますが、間取りからの費用はあくまで目安です。実際には、ゴミの量や作業人数で費用が決まります。パック料金としている業者も多いです。
ワンルームでも2トントラック1台以上が必要であり、トラック1台当たり50,000円~120,000円の費用が必要です。ゴミ屋敷の場合には回収品をリサイクルできない場合が多いので、通常の不用品回収と比べて処分費用が高くなる傾向が見られます。
自分のケースでの実際の料金を知るためには、家に来てもらって訪問見積もりを頼む必要があります。
片付け費用が高くなる時
深夜や早朝など、片付け業者の営業時間外に依頼すると、費用が上がります。作業時間が限られていて通常よりもスタッフを増員して対処しなければならない場合にも、人件費が上がるので費用が高いです。
また、中身を見られないようダンボールで梱包する場合には、ダンボールの資材費用が加算されたり、作業時間が伸びて人件費が増えたりする恐れがあります。
家の前の道が細いといった事情でトラックが止められないと、軽トラで往復するなどの手間が増えるため、日数がかかって費用も余分にかかります。近隣の目を避けるために家からはなれば場所にトラックを置く場合にも、やはり費用は高くなります。
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お金がない時の対処法
お金がない時には、分割払いのある業者を選ぶのも一つの方法です。費用がいくらまでなら頼めるか予算を提示して、予算の範囲内で片付けてもらうという方法もあります。「5万円でベランダだけ片づけてもらう」など、業者と相談の上、無理のない範囲で片付けることができます。また、親にゴミ屋敷であることを打ち明けて、資金の援助をしてもらうという選択肢もあります。
ゴミ屋敷の状態まで進んでしまった家は、自分の力だけで片付けるのは不可能です。病気やけがになるリスクもあるため、必要なお金だと考えて業者に依頼するのが現実的と言えます。
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ゴミ屋敷を片付けたらすること
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼して家をスッキリさせたあとは、部屋の状態を維持しなければなりません。家を再びゴミ屋敷に戻してしまわないためには、次の3点を実践することが大切です。
ゴミの日に出す
当たり前のことではありますが、最も効果的なのは、ゴミ出しを習慣づけることです。可燃ゴミは毎週出して、飲み終えたペットボトルは自販機の隣にあるゴミ箱にこまめに入れるなど、小さなことの積み重ねがゴミ屋敷を防ぐことにつながります。とにかくゴミを溜め込まないように、徹底することが大切です。
ひどくなる前に片付け業者に相談してみるのも、選択肢の一つです。
一度片付けに来てもらった業者であれば連絡もしやすいですし、ゴミ屋敷状態で依頼するよりも安く済みます。
人を呼んでみる
ゴミ屋敷が片付いたら家族や友人を呼ぶなど、今までゴミ屋敷だったせいでできなかったことをしてみるのも効果的です。「ゴミがないとこんなに快適なんだ」と実感できると、綺麗な部屋をキープしたいと思えるようになります。
コロナ禍で人を呼ぶことが難しい時には、片付いた部屋の写真を撮って客観的に部屋を見直せるようにするのもおすすめです。可能であれば定点カメラのようにすると、部屋の変化や散らかり具合に気づきやすくなります。
ゴミ屋敷の原因と向き合う
ゴミ屋敷になってしまった原因を振り返り、向き合ってみることが大切です。ゴミ屋敷になってしまった原因として多いのは、身内の不幸による精神的なショックや、仕事の忙しさです。
仕事が多忙で生活リズムが不規則になってしまう方は、ゴミ出しの時間にゴミを出せなかったり、仕事の重圧から衝動買いに走ったりしてゴミをためやすくなる傾向が見られます。環境を変えたり仕事を変えたりと、生活を整えていくことが、ゴミ屋敷化を繰り返さないために重要です。
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ゴミ屋敷が恥ずかしくて業者に頼れないときのまとめ
・ゴミ屋敷で業者を呼ぶのが恥ずかしい理由はプライベートが見られることや片付け作業中に周囲にばれる可能性があるから
・ゴミ屋敷はすでにバレている3つの理由は「悪臭」「見た目」「噂」
・ゴミ屋敷は放火のターゲットになりやすいので近隣とのトラブルの元。また、ゴミ屋敷に住んでいると心身ともに体調を崩しやすくなる
・ゴミ屋敷を周囲にバレずに片付けるには片付け業者を頼り、短時間で片付けること
・片付け業者の選ぶときには実績はもちろんのこと、スタッフの対応力にも注目する
・ゴミ屋敷の片付け体験談からは恥ずかしさよりも片付けた後のメリットが伺える
・片付け業者への依頼の流れは問い合わせ、見積り、作業の3ステップ
・ゴミ屋敷の片付け費用は量や広さによって異なるが、5万円以上にはなる
・ゴミ屋敷を片付けたら戻らないような習慣作りが大切
ゴミ屋敷でどうしたらいいか分からない方は、お気軽にご相談ください。専任スタッフが悩み解消のお手伝いをいたします。
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