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ゴミ屋敷がコロナ禍で増えた。5つの原因と命に係わる3つのリスク

リモートワークの普及や不要不急の外出を避け、家で1人の時間が増えている方も多いのではないでしょうか。

新型コロナウィルス感染症対策期間が長くなるにつれて、ゴミ屋敷の片付け依頼が増えてきました。ごみ屋敷は長い月日を重ねて劣悪化していくのですが、家にいる時間が長いことや人と会わない生活が続くことで、ゴミ屋敷の加速が起こっているようです。

実はゴミ屋敷になる原因は5つに分けられます。

この記事を読むとゴミ屋敷に住み続けるリスクが分かり、ゴミ屋敷を脱出するコツがつかめます。

コロナ禍で増えるゴミ屋敷

ゴミ屋敷

2020年から流行した新型コロナウィルスの影響を受けて生活様式が変わったことで、ゴミ屋敷の片付け依頼や相談も増えています。

コロナでゴミ屋敷が増えたことには2つの原因が考えられます。

1.在宅時間の増加

在宅時間が長くなると必然的に食事の回数も増え、生活するほど部屋の中にはモノが散らかっていきます。

テイクアウトの増加で空の容器が部屋の中に入ってきますし、外出できないストレスから無気力状態になる方もいます。運動不足を解消するために健康グッズを購入する方も増えました。

入ってきたゴミや不用品を捨てたり、片付けることができれば問題はないのです。

メリハリがない生活を続けることでゴミ屋敷と片付いた部屋の境界線が無くなっていくためリセットができず、気づいたらゴミ屋敷になる方も多いです。

2.生活リズムの乱れ

リモートワークの増加で出社が無くなり生活のリズムが乱れたこともゴミ屋敷を作り出す原因です。
今まで当り前のように行っていた「出勤時のゴミ出し」のタイミングを逃し、ゴミを溜め込み始める方もいます。1週間でも可燃ゴミの日を逃すとゴミ袋は2袋以上になり、両手がふさがる量のゴミになります。

ゴミが増えるほどゴミ出しは面倒になり、負のループへと陥ります。

社会人だけでなく、オンライン講義になった1人暮らしの大学生も同様のことが起きています。大学生の場合には通学が不要になったので、授業ギリギリまで寝ていた結果、ゴミ収集車の時間にいつも間に合わない方も増えています。

ゴミ屋敷とは

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷とはその名の通り、生活の中で発生したゴミが放置された結果、家の敷地内に様々なゴミが溜まってしまった家を指します。

もちろんどのような方にでも、ゴミ捨てを多少疎かにしてしまうという可能性はあります。しかしゴミ屋敷では、あらゆるゴミが何年も放置されるという状態が続いています。

部屋の中だけに納まらなくなったゴミは庭やガレージなど外にまで溢れ出します。近隣が気付くようになった時には家の中は全部屋がゴミで埋まっていることも多く、ニュースになることもあります。

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する方の男女比は半々ですが、これはゴミ屋敷を見かねた親族や友人が業者に依頼するからです。ゴミ屋敷の住人で最も多い人物は30代の単身女性です。

ゴミ屋敷の女性については【ゴミ屋敷の7割は女性。今すぐにできる、たった3つの対処法】をご覧ください。
汚部屋については【汚部屋のレベルと女子に多い理由―病気になる前に片付ける方法】をご覧ください。

ゴミ屋敷の状態

ゴミ屋敷ではコンビニ弁当やカップ麺などの容器が何年も放置されたり、食べ残しなどがいつまでも残る状態が続いています。文字通り足の踏み場が無いことも多いです。

そのためドアが開けられなくなったり、キッチンやトイレにも行けなくなってしまうこともあります。男性の場合にはペットボトルに用を足し、半径1m以内で生活していることもあります。

女性の場合はトイレだけは使えるようになっている場合が多いですが、それでも生理用品が部屋のいたるところに散らばっていることもあります。

さらに問題は家の敷地内だけにとどまりません。そのままゴミが溜まり続ければいずれ腐り始め、悪臭を漂わせます。こうした臭いは近隣の住宅にも影響を及ぼし、中にはゴミが道にまで広がり通行の妨害になるケースもあります。

ゴミ屋敷のレベル5段階

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷は5段階に分けられ、レベル3以上になると自分一人で片付けることは難しくなります。ゴミ屋敷に住んでいると、片付いた部屋の基準がマヒするので客観的に自分の部屋の状態が分からなくなっていることが多いです。

レベル1.床は見えるが、机の上や床にゴミがある

机の上にゴミの容器やペットボトルが山積みになっていても、床が見えるレベルであれば一時的なゴミ部屋です。仕事が忙しくて家で過ごす時間が短くなっていたり、体調を崩して片付ける気力がなかった時には誰にでもゴミ部屋になってしまいます。

週末に5時間程度、ペットボトルや弁当の容器など明らかなゴミを捨てることで元の状態に戻すことができます。レベル1では本人がゴミに対して、捨てなければいけないという意識があるのでゴミ屋敷になる確率は低いです。

また、ゴミを捨てた後の机や床に頑固な汚れも少ないので、掃除の時間も少なくて済みます。1度部屋を片付けて、普段の生活を見直せば問題はありません。

レベル2.ダンボールや食べ残しが散乱している

レベル2では玄関からベッド、キッチン、トイレ等生活導線は確保されているが部屋の隅を中心にゴミが溜まっている状態です。レベル1よりもダンボールのような大きめのゴミが溢れており、食べ残しの放置も目立つことが多いです。

食べ残しはカビのもとになる他、虫を呼び込む餌にもなります。夏場に食べ残しを放置したまま半日すぎると腐り、異臭が部屋全体に充満します。汚いものには触りたくないのでそのまま放置すると徐々に衛生感覚や嗅覚がマヒしていきます。

触れないゴミが増えることで生活スペースが徐々に狭くなり、ベッドの上でご飯を食べることが日常的になってきたらレベル3が近づいているサインです。

レベル3.床がゴミで埋もれている

ゴミ屋敷

動けるスペースがベッドの上しかなく、床一面がゴミで埋め尽くされている状態です。

レベル2で確保されていた生活導線すらゴミで埋め尽くされ、移動する際は必ずゴミを踏んで移動します。本人すら、「いつのゴミなのか」「いつからこの生活が普通になっているか」分からなくなっています。

ゴミでつまずいたり、鋭利なゴミを踏んで怪我をする危険性もあり、毎日リスクと隣り合わせの生活です。唯一の生活場所であるベッドで食事をし、食べ終えた後はベッドからゴミを部屋に放り投げるなど、部屋自体がゴミ箱になっている状態です。

この段階になると一度で片付けるのはかなり困難ですし、周囲の協力も必要になります。

レベル4.悪臭・害虫・健康被害が発生している

レベル4になるとゴミで窓やトイレのドアが開けられなくなっており、普通の生活ができなくなっています。

ゴミが積み重なるとキッチンやトイレなど生活で必要な場所に行くのが困難です。場合によってはペットボトルの空容器に用を足すということもあり得ます。捨てる場所がないのでどんどんペットボトルは溜まっていき、本人もどうしたらいいか分からない状態です。

ゴミ袋には害虫や悪臭が発生し、大量の病原菌と一緒に暮らしているという状態なので、アレルギーや細菌感染による病気も発症しやすくなります。

レベル4では水回りやトイレも機能していないので、自分で片付けることはほぼ不可能で、片付け業者の力が必要です。

レベル5.庭やベランダ、道路にまでゴミがあふれている

レベル5では外から見てもゴミ屋敷だと分かるレベルです。
一軒家の場合には庭先や道路にまで、ゴミや不用品が溢れ出しており、マンションではゴミ袋がベランダの柵を超えていることもあります。

周辺には悪臭が漂い、近隣の家にまで害虫が住宅に侵入するなどして、近隣住民のから苦情が来ているケースです。ゴミ屋敷条例に基づいた行政指導が行われる可能性もあるので、即座に対処すべき状態です。

ゴミ屋敷を作った5つの原因

ゴミ屋敷

上記のようなゴミ屋敷になってしまう原因としては以下のようなものが挙げられます。

内科的な疾患が影響を及ぼしている可能性もあるので、様々な角度から確認しておきましょう。

1.モノを溜め込み、捨てられない

入ってくるモノの量よりも捨てる量が少なければ、ゴミや不用品は溜まっていき、度を過ぎるとゴミ屋敷になっていきます。

外出した際につい不要な物まで買う癖がある方などは必然的に物が増えやすいです。
企業のノベルティーなど無料でもらえる物をどんどん受け取ってしまう方や衝動買いをすることでストレスを解消しようとする方もゴミ屋敷になりやすいです。

買い物依存症になっている場合には医師と相談の元、ゴミ屋敷の片付けと同時に治療していく必要もあります。厚生労働省では依存症について衝動を抑えられなくなる病気と定義付けています。
買い物することで脳のドーパミンと呼ばれる快楽物質と、ドーパミンが分泌される行動が繰り返されることにより行動が制御できなくなってしまいます。

もちろん、その都度不要な物を捨てられれば問題はありませんが、それでも物が溜まるスピードは他の方よりは必然的に早まる傾向になります。

捨てられない
「もったいない精神」で使っていない不用品や空き容器を捨てられないこともゴミ屋敷化する原因です。

手入れをして長期間使い続けることも大切ですが、モノには寿命があり、限度もあります。例えば、お菓子の包装紙やデパートの紙袋、外に来ていけない服などは捨てても後悔しないことが多いです。

捨てても構わない物まで「いつか使うからもったいない」という気持ちで捨てずにいてしまうと、いずれゴミ屋敷になる可能性が高いです。

特に物資が無い時代で育った方が捨てられずにゴミの中で生活していることも多いです。かつて物が無く苦しんだ経験から古い物をゴミとして捨てられず、結果的にゴミ屋敷になってしまうのです。
断捨離で後悔するものは【断捨離で後悔したモノ8つ・失敗しない3つのコツで捨ててよかった】をご覧ください。

2.時間がない

家で過ごす時間が少ないことが続くとゴミ屋敷に近づきます。

社会人であれば残業が続いたり、学生であればテストや卒業試験が近かったりと家にいる時間が少なくなる原因は年齢や職業によって異なります。家にいる時間が少なくなると、片付けに充てる時間やゴミをまとめる時間すら惜しくなりゴミを溜め込んでしまいます。

部屋の片付けには時間が必要です。

平日の夜や休日などを使ってこまめに片付けやゴミ捨てができれば良いのですが、忙しくなるにつれて片付けの時間も削られていきます。

自分の自由な時間が取れないことで心まで疲弊してしまい、生活リズムが崩れ、部屋を片付けることができなくなってしまいます。

3.孤独やストレスを抱えている

ゴミ屋敷

ゴミに囲われることで孤独感を紛らわそうとしている方もいます。「部屋で1人ポツンと暮らすのではなく周囲に物を置くことで疎外感が薄れる」という考え方です。

配偶者が亡くなり、突然一人暮らしになってしまった高齢者や幼少期から家族と良好な関係を作れず、常に孤独を感じている方に見られる原因です。寂しさを紛らわすために猫を出入りさせ、糞や尿の始末ができずさらにゴミ屋敷を悪化させることもあります。

配偶者が亡くなった場合には、一時的にゴミ屋敷になっていることも多く、周囲のサポートで抜け出せる可能性が高いです。

遺品整理がつらい時は【遺品整理がつらい3つの理由と悲しみを乗り越えた方法】をご覧ください。
悲しみを乗り越えるには【グリーフケア5つの方法と悲しみと向き合い、遺品整理で吐き出す】をご覧ください。

4.人に頼れない

人に自分をさらけ出せない方や人に頼れないことでもゴミ屋敷化しやすくなります。
幼少期から責任感が強く、人の手を借りることに罪悪感を抱えてしまう性格の方は、ゴミ屋敷になっていても打ち上げられずに悪化し続けることがあります。

自分と他人との壁を作って生活をしているので、オンとオフの切り替えはうまく周囲からはだらしない自分を隠し続けています。また、人の目を気にするので、ゴミ屋敷に住んでいることを必死に隠そうとしてしまいます。

その結果、ゴミ屋敷化は加速し、自分の身の回りの食事や身だしなみに一切興味がなくなるセルフネグレクトに陥ることもあります。セルフネグレクトとゴミ屋敷には相互関係があるとも考えられます。

セルフネグレクトの詳細は【セルフネグレクトの原因と対策方法・コロナの影響は】をご覧ください。

5.年齢や遺伝的な病気

高齢者の場合、体力的な問題でゴミ捨てが困難な場合もあります。同居人がいれば問題ないのですが、配偶者に先立たれてしまうことなどが原因で1人になることもあります。

定期的に自宅を訪問する方がいないと、ゴミ捨てが億劫になってしまいゴミ屋敷になる可能性が高いです。

また、認知症になり判断能力が衰えることもゴミ屋敷を生み出す原因になります。捨てるべき物とそうでない物の判別が難しくなり、その結果ゴミが溜まってしまうのです。

ゴミ屋敷になりやすい病気
さらに最近では、大量の物を集めてしまう「ホーディング障害(ためこみ症)」や「ADHD(注意欠陥多動症候群)」という精神的な疾患が原因になることも知られてきました。

ホーディング障害とは強迫性障害の一種です。「ゴミを溜めておかなければいけない」という強迫観念に駆られるためゴミを捨てられなくなります。コレクターという言葉もありますが、こちらは特定の好きな物を収集しているため別物です。

ADHDの場合は片付けなど自分の苦手作業をするのが難しく集中力を維持するのも困難という特徴があります。小さいころから片付けが苦手だった方で大人になってから、検査を受けて発覚することもあります。

認知症や内科的疾患が原因の場合、自分1人での対処は基本的にできません。病院などの然るべき機関で医師の指示のもと治療を施すことが最善策です。

ゴミ屋敷の心理は【ゴミ屋敷6つの心理状態とすぐにできる3つの解決方法―孤独・ストレス】をご覧ください。

片付けられない原因は【片付けられない3つの原因とタイプ別解決策―共通点と病気の可能性】をご覧ください。

溜め込み症については【ゴミ屋敷の原因は溜め込み症かも。捨てられない原因と効果的な治療方法】をご覧ください。

 

命に係わるゴミ屋敷・3つのリスク

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷に住み続けると命に係わる病気や事故のリスクが高くなります。
よくあるリスクを3つご紹介します。

1.火事・放火のリスク

ゴミ屋敷の中では小さな火種も一気に燃え広がり、全焼しやすくなります。
また、外から見てもゴミ屋敷と分かる一軒家は放火のターゲットにされやすいです。

寝タバコやコンセントの火花から発火するトラッキング火災も一般的な自宅であればボヤ程度で済むこともありますが、ゴミ屋敷では引火しやすいものが大量にあるため、消すまでに時間がかかります。

自分の命だけでなく近隣住民にまで重大な影響を及ぼすことは容易に想像できますし、隣の家まで燃え広がったときには、損害賠償や裁判沙汰になる可能性もあります。

命もお金もゴミ屋敷によって奪われます。
ゴミ屋敷の火事は【ゴミ屋敷が火事になる5つの原因と近隣のゴミ屋敷火災から自宅を守る対策】をご覧ください。

2.健康・衛生面のリスク

ゴミ屋敷の衛生状態は最悪です。

ゴミ屋敷の中も外も悪臭を周囲に撒き散らしてしまいます。特に真夏の時期に生ゴミを溜めると、マンションのドアの前まで強烈な臭いが漂いますし、悪臭に伴い害虫も発生します。

ゴキブリ・ハエ・ネズミなどからしたら、生ゴミが溢れているゴミ屋敷は居心地の良い食事場所となります。さらに、ゴミが積み重なることで寒さも凌げてしまうので長期間住み着いてしまうのです。

害虫は体内に様々な病原体も持っており、抵抗力が弱っているところに病原菌が入ると命に係わる病気や合併症を引き起こします。2021年現在、新型コロナウィルスにより病床や医師は常に不足しているので対応が遅れることもあります。

ゴミ屋敷に住むと、健康を害す可能性が高くなります。

3.近隣・友人・家族からの孤立

ゴミ屋敷に住んでいると友人や家族、地域から孤立していきます。

家族や仲の良い友人は最初のうちはゴミ屋敷を片付けるように促してくれますが、それを断り続けると険悪になります。そして、離れていきます。

また、周囲に悪臭や害虫で被害を及ぼすほどゴミを溜めると、近隣住民とのトラブルになります。注意されてから、改善が見られない行政指導の対象になるケースが多いです。

行政指導の対象になると直接自治体から指導が入り、それにも従わない場合は強制的にゴミが撤去されます。

孤立した中で生きていると自宅で倒れた時、気にかけてくれる方がいないので、孤独死を迎えることになります。

ゴミ屋敷のトラブル事例は【ゴミ屋敷のトラブル事例と原因-住人の共通点・根本的に解決する】をご覧ください。
孤独死の対処法は【孤独死の処理が自分でできない理由と発見後の手続きと費用】をご覧ください。

自分でゴミ屋敷を片付ける3つのコツ

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷レベル3までであれば、コツを抑えて自力でゴミ屋敷を片付けることもできます。ここではゴミ屋敷を片付ける3つのコツをご紹介します。

1.事前準備を怠らない

事前準備を行うと、ゴミ屋敷の片付け作業を中断することなく進めることができます。

必要な物を書きだす
生活に必要な物や貴重品をスマートフォンのメモ機能に書きだします。
メモ帳でも構いませんが、メモ帳自体がゴミの中で見失ってしまう確率が高いので、常に無くさないスマホやタブレットを使用します。

ゴミ屋敷の中に埋まってしまった印鑑や通帳、年金手帳、アクセサリーなど捨ててはいけない物だけを書きだします。

この作業をすることで自分の中に必要な物をはっきりさせることができ、片付け後も捨てられる習慣が身につきます。

独具を揃える
ゴミ屋敷を掃除する時には最低でも以下の物を準備しておくことが必要です。
・掃除機、箒、バケツ、洗剤、モップ、雑巾などの基本的な掃除道具
・可燃ゴミ袋、不燃ゴミ袋、資源ゴミ袋
→可燃ゴミの袋は一番多きサイズを50袋以上用意します。
・汚れても大丈夫な服
・マスク
・エプロン
・軍手
・紐、ガムテープ、新聞紙などの梱包資材
・殺虫剤、蚊取り線香、ゴキブリ駆除剤などの害虫対策グッズ
・必要な物をまとめておく保管用段ボール
・ゴミを運搬するトラック

全て100円ショップとドラッグストアで購入でき10,000円以内で収まります。ゴミを捨てるのにもお金がかかります。今まで処分しなかったために必要になった金額だと割り切って、惜しまず必要な道具を揃えましょう。

ゴミ屋敷に入ると、再び道具を取りに外へ戻るだけでも大変ですし、ゴミ屋敷や片付ける集中力が切れてしまいます。途中で買い足す必要がないように、余裕をもって用意しましょう。

2.友人や家族と片付ける

ゴミ屋敷を片付ける時には人数が多い方が早く、効率的に進みます。
ゴミを分別するチーム、処分場へ運ぶチームと内容で分けたり、キッチン担当、リビング担当と場所で分けると片付けは一人で片付ける時の倍以上早く終わります。

ゴミ屋敷になってしまった自分の部屋を見せることが恥ずかしいと感じる方は打ち明けるところから始めてみましょう。ゴミ屋敷を片付けることをきっかけに、本当の自分をさらけ出すいいきっかけだと捉えることもできます。

親や兄弟に頼むのに抵抗がある方は、パートナーや友人、会社の後輩でも構いません。
友人や家族に協力してもらうのがゴミ屋敷を片付けるコツです。

3.水回りから始める

ゴミ屋敷を片付ける時にはキッチンやトイレ、洗面スペースなど水回りから始めます。
狭い一区画から始めると、効果が分かりやすいので達成感につながりますし、水回りが片付くことでその後の掃除も進めやすくなります。

ゴミ屋敷を片付けるのは、時間との戦いでもあります。
1日にどれだけ進められるかが大切なので、手を止めないよう、処分か残すか判断に迷った時にとりあえず入れておく袋を用意しましょう。

ゴミを処分した後で袋を見返したときには、8割以上が処分対象に変わっています。始めた頃は残すものと処分するものの判断が自分の中で分かっていない状態ですが、片付けを進めていくうちに判断感覚が研ぎ澄まされていきます。

ゴミ屋敷を片付けるマインドは【ゴミ屋敷を片付けるマインドと費用―片付け業者に依頼すると10万以上】をご覧ください。

ゴミ屋敷が自分で片付けられない。2つの対処法

ゴミ屋敷

1.引っ越しをする

思い切って引っ越してしまうというのも一つの手です。もちろん仕事などプライベートな都合もあるので簡単な決断ではありません。

しかしゴミ屋敷状態にあることで近隣住民とトラブルを抱えたまま生活するのはかなり厳しいことです。それに住む場所を変えることで気持ちが切り替わり、次の部屋では住環境を改善できることも、実際によくあります。

もちろんゴミ屋敷状態のままでは引っ越しを受け付けてくれないため、必ず片付けは必要です。

「引っ越しがあるから片付けをしなくては」という締め切りを設けることで、強制的に掃除せざるを得ない状態にするのも効果的と言えます。

引っ越しで不用品が出る時は【引っ越しの不用品を処分する6選―費用と処分しにくいものの捨て方】をご覧ください。

2.清掃業者を利用する

ゴミ屋敷になってから年数が経過し近隣への被害も及ぼすレベルのゴミ屋敷は、自力での片付けはほぼ不可能です。

ゴミ屋敷は短期集中で片付けてしまわないと生活する中でまたゴミが増えて、いつまでたっても出口が見えなくなってしまいます。また、一度に大量のごみを出すことを禁止している自治体もあり、ゴミ屋敷を片付けるには1か月以上かかることもあります。

片付けの最中にゴミの下敷きになったり、害虫から病気をうつされたりするリスクもあります。

そうした手間やリスクを避けるために清掃業者へ依頼した方が安全です。もちろん費用はかかりますが、自分の時間と命を最優先に考えるのであればプロに任せるという考え方もあります。

ゴミ屋敷の片付けをプロに任せる

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷の片付けをプロに任せる時の流れや片付け業者の選び方をご紹介します。

ゴミ屋敷片付け業者の流れ

ゴミ屋敷はスタッフが現地で訪問見積もりをしなければ、正確な料金を出すことはできません。
ゴミ屋敷によってゴミの質や量が全く異なるので、料金も10万円以上変わります。

例えば、買い物依存症の方でハイブランドのバッグやアクセサリーが多い時には片付け費用の総額から買取金額を相殺することもできるので、費用は安くなります。反対にゴミ屋敷を作っているゴミが食品の空容器やダンボール、汚れた衣類などの場合にはゴミとして処分しなければならないので処分費用が高くなります。

提示された見積金額や作業内容に納得をしたら契約します。

作業当日
作業当日は鍵を開け、作業終了後に料金を支払うだけです。

ゴミ屋敷の片付けにはワンルームであっても5時間以上かかり、作業中の依頼者は立ち会う必要はありません。予め捨ててほしくない物を業者のスタッフに伝えておくと認識の違いによるトラブルを防ぐこともできます。

ゴミ屋敷片付け業者の選び方

ゴミ屋敷片付け業者を選ぶ時には以下の3つの条件を基準にすると失敗しにくいです。

1.追加料金がない
見積書に「作業内容に変更がない限り、追加料金はありません」と記載してくれる片付け業者を選びましょう。
ゴミ屋敷の片付けに慣れているスタッフであれば、部屋の広さやゴミの内容を見ただけで正確な見積金額を出すことが可能ですので、追加料金が発生する見積もりをすることはありません。

追加料金がないことはゴミ屋敷の片付け経験が豊富な証でもあります。

2.3人以上スタッフがいる
ゴミ屋敷の片付け作業ができるスタッフが3名以上在籍する片付け業者を選びましょう。

スタッフの人数が多いほど手配できる車両台数も多く、作業の効率化にもつながるので短時間で片付けることができます。タンスや冷蔵庫など大型の家具家電を搬出するためには2人以上の人出が必要です。

3.接客態度がいい
電話対応や訪問見積もりのスタッフの接客態度がよい片付け業者を選びましょう。
依頼者への態度が丁寧であれば作業内容にも期待できます。

ゴミ屋敷では出てくるゴミの量に気づいた近隣から、状況や住人について話しかけられることもあります。気の利くスタッフであれば、ゴミ屋敷だと分からないような上手な切り返しをしてくれます。

ごみ屋敷を片付けた後も住み続けるのであれば、スタッフの接客態度がいい片付け業者を選びましょう。

ゴミ屋敷の片付け料金を安くする3つのコツ

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷の片付け料金を安くするコツを3つご紹介します。

1.相見積もり

価格競争をしてもらうために3社~5社から相見積もりをとります。

業者によって提携する処分場や回収した不用品のリサイクル方法が異なるので、料金が数万円安くなることもあります。業者のスタッフは毎週のようにゴミ屋敷を見ているので、散らかった部屋には慣れています。

恥ずかしがらずに、相見積もりを取り入れましょう。

2.割引を使う

ゴミ屋敷を片付ける様子を動画で撮影ことに承諾すると割引されることもあります。
割引額は業者によって異なりますが、10%~20%以上安くなることもあります。

撮影された動画は片付け業者のYouTubeやホームページで公開され、ゴミ屋敷片付け業者の宣伝として使われます。デジタルタトゥーとして残ることになりますが、本人が特定されないようにモザイク加工をしてくれることもあります。

例えば、住んでいる地域が分からないようにゴミ袋にモザイクがかけてくれる配慮がありました。

動画の撮影以外にも「WEB限定クーポン」を発行していることもありますので、問い合わせる前に確認してみましょう。

3.ゴミを自分で捨てる

一番費用を抑えられるのは自分でごみだけでも捨てることです。

ゴミ屋敷の片付けでは回収するものすべてがゴミである場合が推いので、ゴミの処分費用が費用の半分以上を占めることもあります。ペットボトルや食品の空容器、着ていない洋服を捨てるだけでも費用が変わることもあります。

ただし、ゴミ袋10袋程度ではあまり安くなりません。
また、自分で片付けるなら見積もりの前に片付けないと安くはなりません。

見積もり後は既にトラックやスタッフの手配が終わってしまっているので、ゴミを自分で捨てるなら見積もり前に片付けましょう。

ゴミ屋敷の片付け料金つき事例

リライフでご依頼いただきました、ゴミ屋敷の片付け事例をご紹介します。

親が来るので片付け

ゴミ屋敷

間取り:1K
料金:180,000円
作業人員:4名
作業時間:5時間

都内で介護スタッフをしている女性から「週末までに片付けてほしい」と切羽詰まったご様子でお問い合わせいただきました。

実家から両親が遊びに来るため、すぐに片付けてくれる業者を探しているとのことでしたので、ゴミ屋敷の片付けに慣れており、規模の大きい片付け業者を手配いたしました。

玄関から部屋の奥までゴミ袋が腰丈以上積まれており、窓も開けられない状態でした。室内の大半はジュースのペットボトルやお菓子のゴミで食べたらそのまま置くという生活を続けているとのことでした。

依頼者様はお仕事に行かれている間に片付けをさせていただき、作業完了時に鍵と確認をしていただき、終了となりました。

ご両親に心配かけたくないという気持ちから、ゴミ屋敷になっていることを隠すためにご利用される方もいます。期日が迫っているときには見積もりと片付けを同時にできるよう手配することもできますので、ご相談ください。

ゴミ屋敷での遺品整理

ゴミ屋敷

間取り:2K
料金:200,000円
作業人員:3名
作業時間:6時間

叔父が亡くなり、身内と呼べるのがご依頼者様しかいなかったとのことで「どうしたらいいか分からない」とご相談にいただきました。

ご依頼があった市営住宅の扉を開けると、悪臭とゴミの山が飛び込んできました。かろうじて床が見える状態でしたので、ゴミの量はそこまでひどくなかったのですが、食材や汚物が散らかっている状態でした。

近隣からも苦情が来ているとのことでしたので、回収後に消臭サービスもいたしました。
通帳や印鑑など貴重品の捜索もゴミの下敷きなっていたカバンの内ポケットから見つけることができました。

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ゴミ屋敷についてのまとめ

ゴミ屋敷

・コロナ禍で生活スタイルが変わったことで、在宅時間が増え、生活リズムが乱れゴミ屋敷の依頼が増えた
・ごみ屋敷を作る原因は大きく分けると5つあり、病気や精神疾患が原因の時には医師の指示に従うことが大切
・ごみ屋敷のレベルは5段階に分けられ、レベル3以上になると自力で片付けるのはほぼ不可能
・ごみ屋敷に住み続けると命を落とす3つのリスクがある
・自分でゴミ屋敷を片付けるには3つのコツがある
・自分ではゴミ屋敷を片付けられない時には、片付け業者に依頼する
・条件に合った片付け業者を選ぶことでゴミ屋敷をリセットできる

ゴミ屋敷

 

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