豆知識

不用品回収

世田谷区のごみ分別方法 は4つ|資源ごみ、不燃ごみの品目も確認

世田谷区のごみは、どのように分別されるかご存じでしょうか。
間違った捨て方をしていたらどうしよう…と不安になりますよね。

正しくごみを捨てると、地域のルールを守れるだけではなく、地球に優しい環境づくりにも役立ちます。

世田谷区のゴミは大きく分けると
・可燃ごみ
・不燃ごみ
・資源ごみ
・粗大ごみ

の4つに分けてごみを分別するように決められています。
それぞれの基準や捨て方をご紹介します。

この記事を最後まで読むと「どうやって捨てたらいいんだろう」といった悩みをすっきり解消することができます。

ごみ,分別,世田谷区

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可燃ごみ

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可燃ごみには、次のようなものがあります。
・生ごみ
・植木の枝や葉
・紙くず
・衣類
・紙おむつ
・プラスチック類
・ゴム
・皮革類

少量の枝や葉も可燃ごみとして捨てられます。お菓子の袋などプラスチック製であっても、中が汚れていたら資源ごみではなく可燃ごみ扱いとされます。

可燃ごみの出し方

可燃ごみの出し方と排出時間は世田谷区内で統一されていますが、収集日や収集場所は町名によって細かく分かれています。町名ごとの情報は世田谷区のホームページや資源・ごみ分別アプリ「さんあ~る」から確認できます。

マンションの敷地内にゴミ置き場が設けられているときには、管理会社に確認します。

可燃ごみの出し方
可燃ごみの入れ物 90Lのふたつき容器または中身の見える透明・半透明の袋に入れます。
収集頻度 週2回

地域によって回収曜日が異なります。

下馬の場合:月曜日と木曜日

経堂の場合:水曜日と土曜日

排出時間 当日の午前8時まで

祝日も収集可能。

排出場所 地域ごとに決められた集積所

一度に出す量が45Lの袋で4点以上の場合は有料での収集となります。

不燃ごみ

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不燃ごみには、次のようなものがあります。

・ガラス・陶磁器・刃物
・金属類(なべ、やかん、金属製ハンガー)
・割れたびん
・ガラス瓶(資源として収集できないもの)
・小型家電製品(アイロン、ドライヤー、固定電話、体重計など)
・スプレー缶、ライター
・乾電池
・傘
・使い捨てカイロ

不燃ごみの出し方

不燃ごみは種類によっては下処理が必要になります。不燃ごみの中には中身を使い切らないと爆発する危険のあるスプレー缶やライターも含まれているからです。

たとえば、包丁は厚紙やタオルで包み「キケン」と表示してから、他の不燃ごみとは別の袋で出すように決められています。材質ごとに分かれている処分方法は世田谷区のホームページや資源・ごみ分別アプリ「さんあ~る」から確認できます。

不燃ごみの出し方
不燃ごみの入れ物 90Lのふたつき容器または中身の見える透明・半透明の袋に入れる
収集頻度 月2回

 

同じ地域でも場所によって曜日が異なります。

三軒茶屋1丁目:2回目と4回目の火曜日

三軒茶屋2丁目:1回目と3回目の水曜日

排出時間 当日の午前8時まで

祝日も収集可能。

排出場所 地域ごとに決められた集積所

一度に出す量が45Lの袋で4点以上の場合は有料での収集となります。

資源ごみ

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資源ごみは次の4種類があります。
・紙(新聞紙、雑誌)
・ガラスびん
・缶(スチール缶、アルミ缶)
・ペットボトル

洗って内側の汚れも取り除けるものは資源ごみに分類されますが、汚れが取り切れないときには可燃ごみや不燃ごみになります。油や薬品、化粧品などが入っていたびんや割れたびんも不燃ごみとして捨てます。

資源ごみの出し方

資源ごみの処分方法は3種類あります。
1.集積所収集
2.回収ボックス
3.集団収集

1.集積所収集

集積所収集は可燃ごみや不燃ごみと同様に地域ごとに決められた集積所に出すだけで自治体のゴミ収集車が引き取ってくれる処分方法です。

世田谷区ではガラスびんは黄色、缶は青色のコンテナに直接入れるだけで、指定の袋に入れる必要もありません。紙は紐で十字に縛ってから紙袋入れて、ペットボトルは袋に入れて集積所へ出しましょう。

収集頻度 週に1回
収集場所 地域ごとに決められた集積所
排出時間 回収日の午前8時までに出す

2.回収ボックス

世田谷区内のスーパーマーケットやエコプラザ用賀・リサイクル千歳台など公共施設の中に設置されている回収ボックスを利用する方法もあります。紙パック、発泡トレイ、ペットボトルなどが回収されています。

営業時間内であれば自分の好きなタイミングで処分できるのが利点ですが、スーパーは店舗によって受け入れている資源ごみが違うので注意しましょう。

回収ボックス設置場所(一部)

店舗名称 エコプラザ用賀・リサイクル千歳台
場所 東京都世田谷区用賀4-7-1
営業時間 火曜日~日曜日

9:00-17:00

 

店舗名称 オオゼキ 池尻店
場所 東京都世田谷区池尻3-27-24
営業時間 10:00-21:00

 

店舗名称 マルエツ 中里店
場所 東京都世田谷区上馬2-26-20
営業時間 24時間営業

3.集団収集

集合住宅や町内会地域団体が行う「集団回収」を利用するのも1つの方法です。
収集日や排出時間については、広報物や掲示板から確認しましょう。

粗大ごみ

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1辺の長さが30cm以上の家電製品や布団、家具などが粗大ごみ扱いで、有料での回収となります。

粗大ごみの一例
・ベッド
・マットレス
・ソファ
・本棚
・テーブル
・マッサージチェア
・椅子
・フライパン(柄を含まず30cm以上になるもの)

粗大ごみの出し方

世田谷区では粗大ゴミを「戸別収集」または「持ち込み処分」を利用して捨てます。

粗大ごみとして出す時には事前申し込みが必要で、電話もしくはインターネットから問い合わせが可能です。
申し込み後はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで「粗大ごみ処理券」を購入し、品物に貼ってから指定の搬出場所に出します。

回収作業員が家まで引き取りにくる戸別収集のほかに、世田谷区粗大ごみ受付センターに持ち込む方法があり、持ち込みの場合は戸別収集の半額で処分できます。

事業所から出た粗大ごみは戸別収集や持ち込み処分の利用はできません。事業者の責任で処理するのが原則です。

粗大ごみシールの買い方
粗大ごみシールの買い方・料金・申し込み先をプロがやさしく解説

世田谷区で収集できないもの

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世田谷区で収集ができないものについて説明していきます。

小型家電リサイクル法対象品

小型家電リサイクル法に当てはまるものは世田谷区では回収できません。
対象品には次のようなものがあります。

小型家電リサイクル法対象品
・電話機
・充電式電池(リチウムイオン電池)
・モバイルバッテリー
・電動自転車用バッテリー
など

区では収集できない小型家電の場合、リサイクル協力店にある小型充電式電池回収ボックスに投入するだけで処分が完了します。

モバイルバッテリーなどに含まれるリチウムイオン電池は、一般ごみとして出すと火災の原因にもなります。事故を未然に防ぐためにも適切な方法で処分をしましょう。

家電リサイクル法対象品

家電リサイクル法の対象品も世田谷区で収集できず、処分する際にはリサイクル料金がかかります。

家電リサイクル法対象品
・冷蔵庫(冷凍庫)
・洗濯機(乾燥機)
・テレビ
・エアコン

対象品を処分する方法は、自宅への回収と指定場所に持ち込む方法の2通りがあります。自宅まで回収に来てもらいたい場合は、家電リサイクル受付センターや家電量販店へ申し込みが必要です。

家電リサイクルセンターは電話もしくはインターネットで申し込みできます。

電話で申し込み
電話番号 0570-087200
受付可能日 月曜日~金曜日
受付可能時間 9:00~17:00

 

インターネットで申し込み
インターネット受付 https://kaden23rc.jp/
受付可能時間 24時間

世田谷区では持ち込み場所として以下の2個所を推奨しています。

引き取り場所

有限会社 東南流通 世田谷区宇奈根3-10-31
日通東京西運輸 株式会社 世田谷区給田5-19-1

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家電リサイクル券の書き方と書き損じの対処法/郵便局での購入手順

家庭用パソコン

家庭用パソコンはリサイクルが義務付けられているため、自治体で出すことはできません。

パソコンは各メーカーに申し込んで処分しましょう。回収・リサイクルにかかる料金はノートパソコンで3,000円ほどが相場です。自作パソコンやメーカーが不明な場合は、一般社団法人パソコン3R推進協会から確認することができます。

世田谷区と協定を結んでいる「リネットジャパン株式会社」は無償回収を行っています。宅配での回収が可能なため、時間がない方でも利用しやすいメリットがあります。

処理が困難なもの

専門業者に依頼して処分しなければならないものもあります。
以下のごみは世田谷区のホームページで専門業者に処分を依頼するように記載されています。

専門業者が分からなければ、世田谷区の清掃事務所に相談しましょう。

処理が困難なもの
・自動車用バッテリー
・薬品類(農薬・劇薬)
・石、砂、土、ブロック、レンガ
・ガスボンベ
・石油類
・印刷用インク
・タイヤ
・未使用の花火、マッチ
※未使用の花火やマッチは、1週間程度水に浸して、十分湿らせてあるものであれば可燃ごみで収集可能。

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不用品回収業者なら分別不要

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不用品回収業者を利用する場合は分別不要で、引き取ってもらえます。自治体で収集ができない不用品や分別がめんどうなときは不用品回収業者に依頼することがおすすめです。

お問い合わせの流れや処分費用について解説していきます。

不用品回収業者に依頼する流れ

お問い合わせをいただいてから回収までは3つのステップで完了します。

1.お問い合わせ

電話もしくはメールでのお問い合わせが可能です。お問い合わせやお見積りは無料ですのでお気軽にご相談ください。フリーダイヤル回線のため通話料もかかりません。

お急ぎの場合や文章では説明しづらい内容であれば電話でのお問い合わせがおすすめです。

2.お見積り

処分したい物、数や大きさなどをお伺い後、専任スタッフが回収費用をご案内します。料金にご納得いただければそのまま予約を取ることが可能です。

3.作業当日

作業当日の予約時間にスタッフがお客様のご自宅に伺います。スタッフが部屋から搬出するので、ご自分で搬出する必要はありません。

当日追加で回収したいものがある場合は、その場でスタッフにご相談ください。料金を追加したり、積み放題プランの場合は料金変わらずご案内が可能なこともあります。

回収作業後に回収費用を頂戴いたします。

不用品処分料金

不用品回収業者に依頼する時の費用は、基本料金3,000円とごみ袋の処分費用がかかります。45リットルの袋1点もしくは段ボール1箱あたりのあたりの処分費用は1,000円です。

内訳 回収費用(目安)
基本料金 3,000円
45リットルごみ袋5点 5,000円
合計 8,000円

 

ベッドやマットレスなど、世田谷区では粗大ごみに分類される物も回収できます。
品目ごとの回収費用相場は以下の通りです。

品目 回収費用
ベッド 6,000円~
マットレス 4,000円~
タンス 6,000円~
ソファ 6,000円~

基本料金は1回の依頼につき3,000円を頂戴するため、回収物が複数ある場合は1度にまとめて処分することをおすすめします。

積み放題プラン

1点1点に料金をつけていくと割高になる場合には積み放題プランをご案内しています。

処分したいごみ袋が大量にありどうしたら良いか分からないという方におすすめのプランです。

積み放題プランには軽トラックと2tトラックの2種類あります。

積み放題プラン 料金
軽トラック積み放題 30,000円~50,000円
2tトラック積み放題 80,000円~120,000円

 

ごみ,分別,世田谷区

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悪徳業者に注意

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回収業者の中には悪徳業者もいます。
悪徳業者を避けるためのポイントや基準について解説していきます。

回収には許可が必要

不用品や粗大ごみの回収には許可が必要で、無許可で回収作業を行う悪徳業者も存在します。業者に回収を依頼する時は、以下の資格を所有しているもしくは提携しているかを確認しましょう。

・「古物商許可」を所有していること
・「一般廃棄物収集運搬許可」を所有しているもしくは提携している

「無料で回収する」とスピーカーを流しながら街中をトラックで走り回っている業者は、無許可で回収を行う悪徳業者である可能性が高いです。「無料」と言いながら不用品を積んだ後に料金を請求してきたり、不用品が不法投棄されるというトラブルに巻き込まれることもあります。

不法投棄の場合は業者だけではなく依頼者も罪に問われる場合があるため、業者選びは慎重に行う必要があります。

回収業者の選び方

不用品回収業者を選ぶ基準があります。以下の条件を満たす業者であれば、失敗する可能性を減らすことができます。

業者を選ぶ注目ポイント
・「古物商許可」を所有している
・「一般廃棄物収集運搬許可」を所有しているもしくは提携している
・料金が明瞭
・スタップの対応が良い

質の高い回収業者であれば、電話で問い合わせをした時に疑問点を質問すると納得ができる回答が返ってきます。電話受付の対応が悪い、強引な営業をする業者は高額な料金を請求する可能性が高いので避けた方が良い業者です。

ごみ,分別,世田谷区

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世田谷区のごみ分別まとめ

・地域によって収集場所が異なるため、町名ごとの情報は「さんあ~る」で確認
・マンションで収集場所が決められている場合は管理会社に確認

世田谷区でのごみ分別
<可燃ごみ>
・紙類や生ごみなどは可燃ごみに分別する
・お菓子の袋など、プラスチック製でも汚れがある場合は可燃ごみになる

<不燃ごみ>
・不燃ごみの種類によっては、使い切ったり、布で包むなどの下処理をしてから出す
・不燃性素材であっても最大辺が30cmを超えるものは粗大ごみに分別する

<資源ごみ>
・古紙、ガラスびん、缶、ペットボトルは資源ごみに分別する
・中を洗ってから捨てる
・汚れが落ち切らない場合は可燃ごみや不燃ごみとして捨てる

<粗大ごみ>
・最大辺が30cmを超えるものは粗大ごみに該当する
・粗大ごみで出すためには完全予約制で、「粗大ごみ処理券」を購入する必要がある
・粗大ゴミは最寄りの集積所を作業員がまわる戸別取集か指定先への持ち込みで処分できる

<ごみを出す注意点>
・ルールを守っていないと収集されない
・台風の影響などにより収集が休止される場合がある
・事業系ごみは家庭ごみとは別の手順で処分が必要

<世田谷区で収集できないもの>
・小型家電リサイクル法対象品
・家電リサイクル法対象品
・専門業者に依頼するもの

<不用品回収業者に依頼>
・ごみの分別が難しい、早く処分したいなら不用品回収業者への依頼がおすすめ
・単品プランとトラックプランがあり、スタッフが適切なプランを組んでくれる
・料金は不用品の量や作業内容によって異なる

<悪徳業者に注意>
・回収業者に依頼する時には悪徳業者に注意する。
・不用品を回収するための許可を所有もしくは提携しているかの確認は必須
・確認するべき条件は①「古物商許可」を所有している②「一般廃棄物収集運搬許可」を所有もしくは提携していること
・明確な料金提示やスタッフの対応も不用品回収業者選びで注目するべきポイント

ごみ,分別,世田谷区

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【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。