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不用品回収

エアコンの不用品回収/廃棄処分/引き取り/リサイクル/買取りで一番良い方法は…?

エアコンの不用品回収/廃棄処分/引き取り/リサイクル/買取りで一番良い方法は…?

エアコンを最後に買い替えたのはいつですか。お引越ししなければ、壊れるまで使い続ける方が多い家電ですね。しかし、エアコンの性能は10年前に比べ格段に向上しています。省エネ性能はもちろんのこと、最近ではハウスダストや花粉除去をする機能が付いているものもあります。
新しいエアコンを買い替えるということは、今まで使っていたエアコンは当然不要になりますよね。さて、あなたはエアコンの処分方法をご存知ですか。
ここからは3つのエアコンの処分方法とそれにかかる費用をご紹介します。

エアコンはリサイクル家電

まず、エアコンは家電リサイクル法の対象家電です。「家電リサイクル法」とは、経済産業省が制定した法律であり、「エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機」を捨てる時にはリサイクル料金を払いましょう、という法律です。
リサイクルするためにはエアコンを分解し、資源化する必要があります。資源化するためには人件費、材料費など様々な費用が掛かります。よって、リサイクルするよりも埋め立ててしまったほうがゴミ処分業者としては安上がりなのです。この法律が制定されるまでは、ほとんどの家電は埋め立てられていましたが、それでは環境破壊がすすむ一方です。
そこで、環境破壊を防ぐために購入した人が責任を持って捨てましょう。
そして、リサイクルにかかる費用を負担しましょうという、家電リサイクル法ができたのです。
同じようなものに車のリサイクル料金があります。これは自動車を購入する際に車両本体価格や税金とともに支払うので、処分する際には支払いません。その代わりに売却する際にはリサイクル料金は戻ってくる仕組みになっています。車は前払い、家電は後払いすると考えてください。
では、エアコンのリサイクル料金はいくらかかるのでしょうか。
処分したいテレビの大きさ、種類、メーカーによって異なりますが、リサイクル料金だけならば1000円前後です。

不要になったエアコンの廃棄処分方法その1・自分で廃棄処分する


まずは、不用品回収業者や家電量販店に依頼しない方法です。エアコン取り付けには電気工事士の資格が要りますが、取り外すだけであれば自分でできます。

1.エアコンを外す

まずは、エアコンを外します。最近ではエアコンの取り外し方の手順を追って載せているサイトもあるので参考にしてみてください。また、YouTubeにも取り外し動画が載っています。一度、動画を最後まで確認し、自分でもできそうであれば挑戦してみてください。
エアコンを取り外すにはいくつかの確認事項があります。

①エアコンの重さを確認

家庭用エアコンは軽いものでは5キロ程度、重いものですと20キロ弱が平均的な重さとなります。エアコン取り外しの際には片手でホースや配管の処理やねじ外しをし、片手でエアコンを支えることになります。
エアコンを取り外す前にエアコンを下から見て重さを確認してください。エアコンの重さは製造年月日や消費電力と同じ場所に書かれています。
シャープのプラズマクラスターや三菱電機のエアコンは18キロと重いことで有名です。これはプロであっても苦戦する重さなのでエアコンを初めて取り外す方にはおすすめできません。

②エアコンを外すために必要な工具が揃っているか

エアコンの取り外しには電動ドライバーが必要です。手動ドライバーでも不可能ではありませんが、先ほどご説明した通りエアコン取り外しの終盤では、片手でねじを回す必要があります。利き手でなくてもねじが回せるように、電動ドライバーは必須です。
また、エアコンを取り外した後には配管ホースを外に出すために開けられていた、穴が開いていますので、これをふさぐ蓋が必要です。取り付け時にしてあった蓋を無くしてしまった場合にはパテと呼ばれる粘土のような材料が必要です。こちらはホームセンターにて500円程度で購入できます。その他にも脚立があると便利です。

③エアコンを取り外す作業は危険が伴うことを理解する

エアコンはコンプレッサーやフロンガスを取り扱っており、ポイントを押さえないとガスが漏れ爆発を引き起こす危険があります。また、高い所で作業するため、エアコン本体の落下や自分が脚立から落下し、破損や怪我をするリスクがあります。

2.エアコンに貼るリサイクル券の購入

無事外せたら次はリサイクル券の購入です。リサイクル料金は郵便局でしか購入と受け取りができません。切手などを取り扱う郵便窓口ではなく、振込窓口での対応になるので、9:00~16:00の間で振り込みが必要です。
また、土・日を含め、24時間営業しているゆうゆう窓口や時間外窓口ではリサイクル券の受け取りができません。仕事が忙しくて、平日の営業時間に行けないという方はリサイクル券を家族や友人に受け取りに行ってもらう必要があります。
リサイクル券の貼り付け場所は室内機、室外機ともに向かって右側側面上部に貼ります。

3.エアコンを指定処分場へもっていく

無事、エアコンの取り外しとリサイクル券の購入ができたら次は
一般財団法人家電製品協会のホームページ
から最寄りの指定処分場を検索します。
そして、自分で指定処分場まで運搬します。
室内機は50キロ以上の重さの物もあるので、足に落として怪我などされぬよう気を付けてくださいね。また、自家用車で運ぶ場合には内装が汚れるので事前にシートをかぶせておくと安心です。
以上、エアコンを自分で廃棄処分する方法をご紹介しました。

エアコンを自分で廃棄処分するメリット

・費用が安い
・不用品回収業者、買い取り業者とのスケジュール調整が不要

エアコンを自分で廃棄処分するデメリット

・ガス漏れ、怪我のリスクがある
・エアコン取り外しの知識が必要
・体力と時間奪われる
・車がないとレンタカー代がかかる

不要になったエアコンの廃棄処分方法その2・家電販売店に回収してもらう

全て自分で行うのは難しいという方は家電販売店に回収してもらうという方法もあります。

1.家電販売店に連絡する

原則として、購入した販売店に回収してもらうのが決まりとなっていますが、引っ越してしまい、購入店が遠い場合には最寄りの販売店に回収してほしい旨を伝えましょう。
家電販売店には回収することが義務付けられているので、断られる心配はありません。
電話、メールなどで連絡をし、スケジュールの調整を行っていきます。
エアコンの取り外しもお願いする場合には別途エアコン取り外し料金がかかります。
1台相場は5000円ですが、エアコンの設置条件や状態によって大きく変動します。そのため、5,000円未満での取り外しが可能なケースもあれば、取り外し工事に10000円もかかってしまうケースもあります。
この価格は家電販売店で一律に決められている金額なので値引き交渉などはできません。また、5月~6月下旬と10月~12月の間はエアコン取り付け業者の繁忙期です。予約が取りづらくなっておりますので余裕をもって依頼しましょう。

2.リサイクル料金、取り外し費用などを支払う

家電量販店では「料金販売店回収方式」があり、リサイクル券の購入や用紙への記入は販売店が行ってくれます。処分を依頼する側は料金を支払うだけで、家電量販店が取り外しから処分場への運搬等を、行ってくれます。
自分で処分する方法と比べると、すごく簡単ですね。
リサイクル料金相場は以下のようになっています
ジョーシン・・・1,900円(リサイクル料900円+収集運搬料1,000円)
ケーズデンキ・・・2,300円(リサイクル料1,300円+収集運搬料1,000円)
ヨドバシ・・・・1,400円(リサイクル料900円+収集運搬料500円)
エディオン・・・1,900円(リサイクル料900円+収集運搬料1,000円)

エアコンを家電販売店に回収してもらうメリット

・プロが取り外しを行うので安心
・リサイクル券の購入や書類へ記入する必要がない

エアコンを家電販売店に回収してもらうデメリット

・リサイクル料金の他、運搬費用とエアコンの取り外し費用がかかる。
・家電量販店は正規の値段なので高い
・繁忙期の予約が取りづらい

不要になったエアコンの廃棄処分方法その3・不用品回収業者に依頼する


家電販売店の他に、不用品回収業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者では、廃棄処分だけではなく売れるエアコンは独自のルートを使い市場で売ることができます。買取りは難しくても無料で引き取ってくれるケースも多くあります。
特に10年未満かつ高性能のエアコンは高値が付く可能性が高いので、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。空気清浄機能や内部クリーニングなど機能が充実しているエアコンは需要があるので高く買い取ってもらえます。
また、純正品のリモコンや取扱説明書、保証者など付属品がすべて揃っていることも高く売れる条件です。
不用品回収業者に依頼する場合は以下のような手順です。

1.エアコンを回収してくれる不用品回収業者を探す

まず、「エアコン 不用品 お住まいの地域 回収」と検索し不用品回収業者を探しましょう。もしくは家のポストに入っているチラシを見て連絡し、日程を決めていきましょう。
この時、「エアコンの取り外しもしてほしい」と伝えることを忘れないでくださいね。そうすれば、エアコンの取り外しが得意なスタッフが来てくれます。

2.エアコンの回収当日

回収日当日の流れは家電販売店の時と同様ですが、不用品回収業者の場合は回収の前に見積もりが入ります。見積もりでは、エアコンの状態(製造年月日、傷がないか、正常に動くか、付属品は揃っているか)を基準に買い取り価格、もしくは引き取り価格を決めます。
その金額に納得できれば契約成立となり、不用品回収業者から提示された金額を支払うもしくは受け取った後、作業をしてもらいます。
金額を支払うタイミングは、業者によって異なるので事前に確認しておくと安心ですね。

エアコンを不用品回収業者に回収してもらうメリット

・エアコンの状態が良ければ買取りしてもらえる
・電話一本で回収してくれるため時間と手間がかからない

エアコンを不用品回収業者に回収してもらうデメリット

・引き取り費用や基本料金などがリサイクル料金とは別に発生する
・不用品回収業者を探さなければならない

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エアコンを処分する3つの方法をご紹介しました。
どれもメリット・デメリットがあります。
検討し、一番自分に合った方法でエアコンを処分してくださいね。